なぜIVE WONYOUNGに憧れるのか? 若者の間で「ウォニョンイズム」が支持される背景
今年4月に2nd EP『IVE SWITCH』をリリースし、伝統とトレンドを融合した世界観のタイトル曲「해야 (HEYA)」が話題のIVE。
そんなカムバック活動で注目を集めている彼女たちだが、近頃はメンバー・WONYOUNG(ウォニョン)のようにポジティブに物事を考える「ウォニョンイズム」(「ウォニョン的思考」)という言葉が若者の間でミーム化している。
これまでも容姿の美しさや外見を磨くためにしている努力が憧れの対象となるアイドルはいたものの、WONYOUNGのように生き方そのものが憧れられるケースは珍しいと感じる。なぜWONYOUNGは容姿のみならず、そのマインドまで注目されるのだろうか。
WONYOUNGといえば、ビジュアルのみならず、MCなどで見せるスマートな受け答えや振る舞いも注目を集めており、IVEや彼女のSNSのコメント欄を覗くと、彼女のように美しくて賢い女性になりたいと憧れるファンをたくさん抱えているように見える。
WONYOUNGのポジティブで自信に満ち溢れたエピソードは数えきれない。韓国のラッパー、イ・ヨンジのYouTube番組『つまらないものですが』に出演し、アンチやゴシップが多いことについて尋ねられた際に「『あなたはあなたで、私は私だ』という考えで、与えられた仕事を一生懸命やろうと思う」と回答。『COSMOPOLITAN』2023年7月号では、自分自身の好きな点として「他人の視線や言葉にとらわれない堂々とした性格」「私は私という人自体をひたすら愛している」と語っていたりと、自分自身を愛する姿勢はSNSなどを通じて世界中に影響を与えている。
そんな彼女のポジティブな言動を取り入れることを指す「ウォニョンイズム」という言葉が、TikTokやX(旧Twitter)などのSNSを中心に若者の間で話題となっている。TikTokでは、”#Wonyoungism”のタグを用いた動画投稿が38万以上にも及ぶ。