TOMORROW X TOGETHER ソロインタビュー Vol.4：TAEHYUNのブレない思いは「MOAたちを愛する気持ちに対する情熱」

　2019年3月4日、ミニアルバム『The Dream Chapter: STAR』でデビューしたTOMORROW X TOGETHER。精度の高い音楽とパフォーマンス、作品ごとに展開される繊細でリアルなストーリーテリング……デビュー前から世界から注目を集めていた彼らは、チャートやライブ規模はもちろん、まさに破格の勢いでグローバルへ実力を示してきた。

　そして2024年の今年、TOMORROW X TOGETHERはデビュー5周年を迎えた。今回リアルサウンドでは、その節目を記念して一問一答形式のソロインタビューでSOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAI、5人それぞれにフォーカス。5週にわたっての連載でお届けする。

　Vol.4に登場してくれるのはTAEHYUN。メンバー、MOAとの出会いを振り返りながらグループと自分自身、そして5周年イヤーに実現したい夢まで、答えてくれた。（編集部）

初めての海外ツアー、『ロラパルーザ』……熱心に突き進んだ5年間

――2019年3月4日のデビューから、5年が経ちました。デビューから現在までの期間を振り返り、ひとことで表すならば、どのような言葉が浮かびますか？

TAEHYUN：「熱心に活動した」。アルバム作業や公演はもちろん、バラエティや、独自のコンテンツなどにも熱心に取り組んできた5年間だったと思います。

――これまでの道のりのなかで、いちばん嬉しかった瞬間を教えてください。

TAEHYUN：初めての『ロラパルーザ』（『Lollapalooza』）の舞台は嬉しくて感動的でした。

――反対に、いちばん悔しかったことは？

TAEHYUN：一生懸命に、よりよいステージのために準備したにもかかわらず、コロナのためMOAたちがいない場所で音楽放送の収録を行った時です。

――デビュー後、初めてMOAと対面した時のことは覚えていますか？　自分を応援してくれる人を初めて前にした時の思いを教えてください。

TAEHYUN：とても言葉では言い表せない気持ちでした……。あらためて、一生懸命やらなければという気持ちになりました。

――デビューから約2カ月後には、初の海外ツアー『TOMORROW X TOGETHER SHOWCASE: STAR in US』でアメリカ6都市を回りましたね。海外のステージに立った時の気持ちを教えてください。

TAEHYUN：遠いところで、どうやって僕たちのことを知ったんだろう？　と思って嬉しかったです。

――2020年1月には、日本1stシングル『MAGIC HOUR』をリリースし、日本デビューも果たしました。コンサートやイベントなどでたびたび日本へ訪れていると思いますが、お気に入りの食べ物やお気に入りのスポットはありますか？

TAEHYUN：ひつまぶし！　今年も食べたいです。

――デビューから1年ほどで世界的なパンデミックが起き、オフラインイベントがなかなか思うように開催できなかったり、みなさんにとっても、MOAにとっても、非常にもどかしい期間が長く続きました。当時の心境はどのようなものでしたか？

TAEHYUN：MOAの顔も見ることができず、活動に対する懐疑心のようなものが生まれていた時期でした。

――昨年には日本で初となるドーム公演を行い、3月8日には日本初となるオフラインファンライブ『2024 TXT FANLIVE PRESENT X TOGETHER JAPAN EDITION』も行いました。普段のコンサートとはまた違った雰囲気だったと思います。どのようなファンライブでしたか？

TAEHYUN：ライブのタイトルどおり、MOAたちへのプレゼントになっていたらいいなと思う公演でした。

――デビューシングル「CROWN」で、「頭に角が生えたけど、ぼくはそれがお気に入り」「きみはぼくの王冠なのか」と歌っていました。みなさんは、ご自身のなかの“人と違っている部分”をどのように受け入れ、とらえていますか？

TAEHYUN：違っている部分と言っても、きっと大きくは変わらないんじゃないかなと思っています。