BE:FIRSTはあくまでも“MADE IN JAPAN”である――新曲「Masterplan」は考察が捗るMVに
4月24日、BE:FIRSTがConcept Single『Masterplan』をリリースした。それに合わせて表題曲「Masterplan」のMVが4月22日に公式YouTubeチャンネルにて公開。様々な考察が行なわれている。
同曲は「Boom Boom Back」、「Mainstream」の続編と謳われており、公式サイトに書かれている「これまでに作り上げた“最高”の更にその上の最高を提示するタイミングが来たのだ」という言葉の通り今まで提示してきたクリエイティブの流れを含みつつも、それを越える作品になっているのではないだろうか。MVのコメント欄にはRYUHEIが「この曲はBE:FIRSTの第一章を締めくくるような曲」と書いており、過去作との繋がり、これまで歩んできたBE:FIRSTの軌跡を感じざるを得ない(と、言いつつも先日SKY-HIがXにポストした「逆だよ逆」という発言を鑑みると時間の流れが逆になっているような気もするのだが)。
いずれにせよ、「Boom Boom Back」、「Mainstream」、「Masterplan」から共通して感じ取れるのは「BE:FIRSTはあくまでもMADE IN JAPANである」ということではないだろうか。「Masterplan」は3月9日にアップされた「What's the "Masterplan"?? #01」の中で和とHIPHOPが融合していると語られていたが、まさしくその通りの楽曲であった。サウンド面は言わずもがなだが、映像からも和テイストを見て取ることができる。例えば、同じ服装で出社するビジネスパーソンたち、携帯電話の前身である移動電話、パラボラアンテナ、ブラウン管、残業で明かりが点いているビル群など、いわゆるステレオタイプの日本像・日本人像が散りばめられている。しかし、それを批判するのではなく表現演出の一つとして取り入れ、クールにアレンジをしているのはBE:FIRSTらしさだろう。
そして歌詞に度々出てくる〈過去と未来 重ね導くのさ〉という部分に注目をしてみると、MVに登場するかつての勢いのあった日本=過去、これからBE:FIRSTが革命を起こしていく日本=未来と考えられ、今まさに過去と日本をつなごうとしているように捉えられる。