BE:FIRST、「Masterplan」で音楽シーンに一石を投じる? メンバーの声からも伝わる覚悟

 3月9日に、BE:FIRST公式YouTubeチャンネルに「BE:FIRST Documentary / What's the "Masterplan"?? #01」がアップされた。同動画ではRYOKI、RYUHEI、SHUNTOが4月24日にリリースされる新曲「Masterplan」について様々な角度から語っている。

BE:FIRST Documentary / What's the "Masterplan"?? #01

 「Masterplan」は「Boom Boom Back」、「Mainstream」の続編という位置付け。既存曲2曲を聴いても彼らが海外のHIPHOPに影響を受けていることが伝わってくる上に、それを軸とした楽曲を“BE:FIRSTらしい音楽”としようとしていることがわかる。「Masterplan」もそれに準じた楽曲に仕上がっているようだ。SHUNTOが「『Boom Boom Back』、『Mainstream』あたりから少しずつクリエイティブにも参加できるようになったし、やりたいって本格的に思ったし」と語っていたが、“BE:FIRSTらしい音楽”を作るためにメンバーが積極的にクリエイティブに携わっているのは彼らの特徴でもある。そして、今作もメンバーがクリエイティブに関わっているようだ。さらに動画内にはレコーディングの様子も収められており、作品づくりを楽しんでいることが伝わってきた。

 そんな同作は、和のテイストが感じられるHIPHOPとのこと。かつてはEast Flatbush Project、昨今では日本アーティストのOZworldやLunv Loyalなどが和楽器を使ったり、日本オリジナルの曲をサンプリングしたり、五音階を取り入れたりするなど、和テイストのHIPHOPはある意味ジャンルが確立されているとも言える。それに倣った雰囲気なのかと筆者は思っていたが、「和すぎてもHIPHOPと離れちゃうんじゃないかなと思ってたんですけど、すごくいいバランスで、ほんのちょっとだけ和を入れるテイストがすごいかっこよくなって」というRYOKIの言葉や、「日本主張をしすぎないことこそがBE:FIRSTのやるべき音楽の形」というRYUHEIの言葉を鑑みると、BE:FIRSTらしさやJ-POP界の第一線を走っている彼らならではのキャッチーさも含まれているのではないかと想像できる。と同時に、今まで一般的に触れる機会がそう多くはなかった和テイストの本格的なHIPHOPというジャンルを広める役割も担ってくれるのではないかという期待も持てる。

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