石原夏織、アルバム『Calm Scene』で覗かせた新たな顔　楽曲提供陣16名からメッセージも

アルバム『Calm Scene』を支えたアーティスト／作家からのメッセージ

　石原夏織『Calm Scene』は、先のインタビューでもふれられたように、多種多様なクリエイター陣に彩られたアルバムだ。本作の発売を記念して16名の参加アーティスト／作家に2つの共通質問に回答してもらった。それぞれから見た石原夏織の魅力、提供曲に込めた思いとは？

＜質問＞
Q1. 石原夏織さんの魅力について、あなたが感じるものは何ですか？
Q2. 今回の提供楽曲を制作する際、どのような点にこだわり、工夫しましたか？

■クボナオキ（M1.「プルケリマを朝に」作詞・作曲）

A1.石原さんにはこれまで「半透明の世界」「夜とワンダーランド」を楽曲提供させて頂いていたのですが、当時から更に磨かれた表現力が素晴らしかったことに加え、作品ごとに表現したい世界観にも適切に合わせてくれました。声色のバリエーションが多彩で、楽曲の展開ごとに細かいニュアンスまで再現出来るアーティストさんです。

A2.今回のアルバム『Calm Scene』のコンセプトに寄り添いながら以前に石原さんに提供させて頂いた楽曲とのストーリーを感じ取れるように制作しました。「夜とワンダーランド」のギターフレーズが隠されていたりするので、是非見つけてあげて下さい。“LIVEでファンの皆さんが高揚出来るかどうか”を、意識しながら作っているので、是非盛り上がって頂きたいです。LIVEでのパフォーマンスが楽しみです。

■渡辺翔（M2.「Paraglider」作詞・作曲）

A1.とても清涼感があって言葉がスッと体に入ってくる歌声は、聞き手に凄く歩み寄ってくれているようで石原さんの人柄そのものが歌声を成す要素になっているんだなって感じています。

A2.爽やかな楽曲にのる歌声がダイレクトに届くようストレートなメロディを心掛け、聴いた人が曲の情景が頭に浮かぶそうな曲を目指しました。そして歌を邪魔しないイントロなどで爽やかだけじゃない変わった浮遊感を出し、曲としてのフックポイントも演出いたしました。

■中村彼方（M3.「Harmonia」作詞）

A1.圧倒的な爽やかさです。朝を告げる鳥の声、木々のざわめき、すぅーっと肺に染みわたる新鮮な空気。そんなナチュラルな爽やかさが似合う存在感と歌声だと常々思っております。それは一番最初にお仕事させていただいた時からずっと変わりません。

A2.今回も、俊龍さんの作られたメロディに歌詞を乗せる形で作詞しました。俊龍さんのメロディは前向きでありつつ、心がぎゅっとするような刹那を作られるのでその世界観に寄り添うようにしました。あとは、石原さんの持つ魅力が最大限に引き出されればよいなという思いで作詞しました。

■俊龍（M3.「Harmonia」作曲・編曲）

A1.様々な役を演じ、たくさんの楽曲を歌ってきた今でもまだ、これから開花するような才能を秘めているに違いない、と感じるところです。ライブやイベントでは、曲を作った石原さんチームの一員として見ることも、1ファンとして見ることもできます。現場では「ここがボーカルの泣かせどころだ！がんばれ！」と思うこともありますし、MCでのオモシロ発言に爆笑もしています。ファンの方々が家族のように思ってくださるのは、そのほっとけない人柄だからこそだと感じています。

A2.明るい曲でもカッコ良い曲でも、「前よりも少しチャレンジしよう！」という気持ちで作り始めます。アニメで演技している声も素晴らしいので、それに近い声色で歌うイメージで作ることもありました。今回の「Harmonia」であれば、石原さんの周りの人達やファンの方々と、少し過去を振り返ったり、現在の情勢を共有したり、未来への望みを語ったりと、時代を行き来できるような作品になってくれれば、という思いで作りました。周りの環境に左右されずいつも自分らしく表現していただけるので、自分も日々成長させてもらっております。

■eill（M4.「recipe」作詞・作曲）

A1.初めて聞いた時、爽やかな夏の朝みたいな素直でまっすぐな歌声と愛らしい声がとても印象的でした。

A2.お仕事では様々なキャラクターを演じられているので沢山の顔をもっている方なのかなと思いました。今回の曲の「recipe」ではかおりさんだけが知っている自分だけのレシピをテーマに、オフの姿を想像しながら描いてみました。とびっきりかわいいラップにも初挑戦してくださり、キュンでした！！！！！

■☆Taku Takahashi(m-flo)（M4.「recipe」作曲・編曲・サウンドプロデュース）

A1.色んな声を出して、色んな自分を表現ができるところだと思います。

A2.アルバム曲ということもあり、他の曲たちとは違った感じにしようということになり、そこをいろいろとバランスをとりながら作りました！

■柿沼雅美（M5.「ILLUSION」作詞）

A1.声優さんとしてはもちろんなのですが、アーティストとしても感情と声を一瞬一瞬で表現していくところが万華鏡のようで美しい方だなと感じていました。今回の楽曲を通して、まだ誰も知らない眠っている面がもっとあるぞ…と未来まで楽しみにさせてくれる未知な魅力を秘めていることに惹かれています。

A2.どこか新しく不思議で、これまでにあまりなかった石原夏織さんの雰囲気を表現したいと思いました。歌詞では、可愛くも美しくもあり少し儚くもあり芯も感じられる、夏織さんの新しさや神秘性が伝わるよう工夫しました。皆さまをまだまだ次の世界へ、幻想的な夢へと夏織さんが連れて行く、そんなメッセージが伝わると嬉しいです。

■YHEL（M5.「ILLUSION」作曲）

A1.一言で言えないですが...本当に沢山の魅力をお持ちの方だと思います！　穏やかさと優しさの中に情熱を持っていらっしゃるんだなと感じ、まずそこから滲み出る魅力がとても素敵だと思いました。色んな声を持っていらっしゃって、アーティストとしても役者としても色んなことができてしまう、多彩なところも素敵だと思います。

A2.タイトル通り「ILLUSION」がテーマで、素直ではなく、少し不思議で幻想的な雰囲気の楽曲にしようと思いながら作業させて頂きました。親しみがあるなと思ったら少し予測からハズれたり、美しさも可愛さも切なさなど、色んな感情と色が飛び舞うILLUSIONの世界で歌っているようなイメージを持って、再現しようとしました。

■児玉雨子（M6.「キラリアット」作詞）

A1.表現の広さだと思います。石原さんにははっちゃけた歌詞を書く機会が多いのですが、いつも想像以上のボーカルをくださってうれしいです！

A2.ヒゲドライバーさんのメロディやトラックと遊ぶように作詞しました。石原さんの今以上のかわゆさを引きずり出してやると画策しながら。ぜひ聴いてください！

■ヒゲドライバー（M6.「キラリアット」作曲・編曲）

A1.真っ直ぐで綺麗な歌声ももちろん素敵なんですが、お会いするたび、一人の人として素敵だなぁと感じます。いつも物腰やわらかくて、丁寧で、それでいてお茶目なところもあって・・・ファンの方々はもちろん、スタッフさん、周りのみんなに好かれる理由がすぐに分かります。

A2.今回は、自分の得意なピコピコあり、ワイワイガヤガヤ方向で、かなり自由に作らせてもらいました。また、今回は児玉雨子さんが作詞をしてくださるということで、個人的にファンなのですごく楽しみにしていました。上がってきた歌詞は、ユーモアもあって、曲調にもしっかり合わせてくださってて、流石でした。

■多田慎也（M7.「恋の匂い」作詞・作曲）

A1.色とりどりの声を持ちながら、歌はとても真っ直ぐに歌われるのが印象的でした。心の深い部分から出ているようで、何気ない歌詞でも心にグッとくるものがありました。また母音や子音の響かせ方や声のスケールの大きさ、声の湿度のようなものに至るまで歌詞の世界観に合わせて様々なバリエーションも用意してくださり、表現力という意味で、とても技術があるボーカルだと感じました。

A2.恋愛の歌ではあるのですが、恋愛そのものの状態にフォーカスはせず、主人公のキャラクターが映像として見えてくるような歌詞を心がけました。恋愛の始まりや終わりの激しい感情を歌う歌ではないので、絶妙なニュアンスの表現が求められると思いますが、見事に表現していただいたと思います。メロディと曲調としては明暗のコントラストがあまりはっきりしないようにしてみました。

■春野（M8.「Sugar Planets」作詞・作曲・編曲）

A1.歌声が美しくて透き通っている、と思いながら楽しく制作していました。

A2.「Sugar Planets」という楽曲を提供させていただきました！　これまでリリースされてきたオリジナル曲とはまた少し違って、今回はゆったりキュートなLofi×トラップなトラックに挑戦して貰いました。普段と違う石原さんの一面を是非！

■フワリ（Dream Monster）（M9.「Twinkle Ticking」作詞・作曲・編曲／M10.「To My Dear」作曲・編曲）

A1.石原夏織さんは、可愛いかったり、カッコよかったり、色んな顔や表現をもっているところがとても魅力的だと思います。また、いつも周りの人たちをあったかい気持ちにしてくれる、飾らないお人柄も素敵で、一緒に曲を作れたことをとても嬉しく思っています。

A2.「Twinkle Ticking」と「To My Dear」、どちらの曲も違った種類のエモーショナルな曲なのですが、その世界観を崩さないよう、大切にしたアレンジやメロディライン、音作りにこだわりました。メロディは、ピアノとメロディだけでもパワーがあり、美しく聴こえるように作っています。

■叶人（M10.「To My Dear」作詞）

A1.透明感と柔らかさの中に、凛とした強さが感じられる声が魅力的だと思います。「To My Dear」はトラックだけでも綺麗で幻想的で泣けるのですが、歌詞の内容がストレートなので、石原さんのお声も相まって何回もうるうるしてしまいました。声優としてもアーティストとしても唯一無二の存在だと思います。

A2.私自身が19歳で地元を離れた人間なので、自分が今まで家族にかけてもらった言葉を思い出したり、大切だと思う人達の事を考えて、かなり素直に書き上げる事を意識しました。「ただいま」と「おかえり」を言い合えること、そして自分が帰れる場所があるというのが、とても幸せなんだというのを伝えられたらと思います。

■栁舘周平（M11.「Gift」作詞 ※共作・作曲）

A1.瑞々しい声質や身体性を伴った豊かな表現力などの声優／アーティストとしての武器はもちろんのこと、以前の対談の場において気配り上手で優しい人だなあと思う瞬間が幾つもあり、そういった1人の人間としてのキャラクター性にも改めて魅力を感じております！

A2.真っ直ぐ素直なグッドソングを作ることを大前提にしつつも、「可愛さ」や「上品さ」、「温かさ」や「切なさ」など、石原さんの声が持つ色々な表情をたくさん感じられるようにと考えていたら、楽曲の展開も自然とカラフルに広がっていきました！

■稲葉エミ（M11.「Gift」作詞 ※共作）

A1.「透き通った声と明るい笑顔」が、パッと浮かんだ言葉です。かわいらしいイメージを持っていたのですが、改めて石原さんの楽曲や記事などに触れたり、スタジオでご本人とお会いして、アーティストとしてしっかり自分を持っているところも魅力のひとつだな、と思いました。

A2.シーンが固定されずに聴き手によりいろんな解釈ができるようなフレーズと、共感してもらえるようなやわらかい語り口調を意識しました。石原さんの歌声は本当にGiftだなぁと感じたことと、完成した歌詞から声が聞こえたので（笑）、素直に「Gift」というタイトルをつけました。

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＜締切：5月8日（水）＞

■リリース情報
3rdアルバム『Calm Scene』
2024年4月24日（水）リリース
各音楽配信サイト：https://lnk.to/CalmScene

【商品形態／品番／価格】
・きゃにめ豪華盤(CD+BD)
品番：SCCG-00161／価格：7,700円（税込）＊ミニ写真集A封入・三方背ケース仕様
・初回限定盤(CD+BD)
品番：PCCG-02352／価格：5,280円（税込）＊ミニ写真集B封入・三方背ケース仕様
・通常盤(CD only)
品番：PCCG-02353／価格：3,500円（税込）＊ジュエルケース仕様

【収録内容】
計11曲収録（新曲8曲）

【特典内容】
＜きゃにめ豪華盤＞
Blu-ray収録内容
・Harmonia(Music Video+Another ver＋Making)
・Against.(Music Video＋Another ver.)
・Plastic Smile(Music Video＋Another ver.)
・Starcast(Music Video＋Another ver.)
・Cherish(Music Video＋Another ver.)
・夢想的クロニクル(Music Video)
・Abracada-Boo(Music Video＋Another ver.)
・Paraglider(Music Video＋Another ver.)
・Gift(Animation Lyric Video)

＜初回限定盤＞
Blu-ray収録内容
・Harmonia(Music Video+Another ver＋Making)

■ライブ情報
『石原夏織 2nd LIVE TOUR -Calm Magic- supported by dアニメストア』
2024年6月1日（土）大阪／大阪国際交流センター
2024年6月2日（日）愛知／岡谷鋼機名古屋公会堂 大ホール
2024年6月23日（日）神奈川／KT Zepp Yokohama
2024年7月7日（日）東京／なかのZERO

【チケット料金】
全席指定
・グッズ付きチケット：11,000円（税込）
特典内容：巾着袋＆ハンカチセット（各公演絵柄別仕様）
・通常チケット：8,800円（税込）
※神奈川公演のみ、入場時ドリンク代が別途必要です。

ライブ特設ページ：http://ishiharakaori.com/calmmagic
石原夏織 オフィシャルファンクラブ「hand in hand」：https://ishiharakaori-fc.com/

■関連リンク
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