SHINee ONEW・TAEMIN、新事務所へ移籍 ソロ活動の活発化など今後の動向に集まる注目
SHINeeのONEW(オンユ)とTAEMIN(テミン)がSM ENTERTAINMENTを離れ、それぞれ新たな事務所でソロ活動を行っていくことが発表された。
ONEWは韓国の新設事務所・GRIFFIN Entertainmentに移籍。同事務所の第1号アーティストとして、新たな一歩を踏み出すこととなる。
TAEMINはVIVIZらが所属するBig Planet Made Entertainmentと契約。4月1日には、彼がソロ活動で使用する新たなアーティストロゴやアートワーク、公式サイトなどが公開された。
2人はこれまで、自身の強みやカラーを存分に活かしたソロ活動を展開してきた。ONEWは高い歌唱力と豊かな表現力を活かし、2018年からソロでの作品発表を本格始動。日韓の有名な楽曲のカバーや、日常生活にそっと寄り添ってくれるようなリラックス感あふれる楽曲をいくつもリリースして、多くのファンを魅了してきた。彼自身もそのような楽曲を発表することにこだわりを持っているようで、インタビューでも、コロナ禍をきっかけに“日々の幸せ”について考えを深め、その考察も踏まえながら歌唱表現を追求していると語っていた。また、2022年7月に開催されたトークイベントでは「ONEWとしては“ゆっくり”した姿を。僕なりの誠意を持った、率直で正直な姿を皆さんに見せていきたい」と、ソロ活動でのスタンスを表明している(※1)。
なお、ONEWはこれまでにミニアルバムやフルアルバムのほか、2022年7月には日本オリジナルのソロアルバム『Life gose on』をリリースしている。同アルバムにはオリジナル曲に加えて、「キラキラ」(小田和正)、「鱗(うろこ)」(秦 基博)など、日本の楽曲のカバーも4曲収録され、その完成度の高さが話題となった。同アルバムを引っ提げて開催した自身初の日本ツアーは8公演で6万人を動員。成功裏に終えている。
そして、2023年3月にリリースされた1stフルアルバム『Circle』では、長きにわたるアーティスト経験が結実した、たしかな成果を手にした。iTunesトップアルバムチャートにおいて世界32地域で1位を獲得したほか、韓国の音楽番組でも1位を獲得。さらに、ONEWが楽曲制作に参加して、これまでの経験をもとに表現の芸術性を高めた制作過程が評価され、昨年末にはアメリカのBillboardにおいて「今年最高のK-POPアルバム(The 25 Best K-Pop Albums of 2023)」に選ばれた(※1)。2023年に体調の問題で活動を休止していたが、今後の活躍が楽しみだ。