XG JURIN、メンバーも認めるストイックな姿勢とお茶目さ スキルとキャラでグループを牽引
高いパフォーマンススキルと独自の音楽性、スタイリッシュなビジュアルを兼ね備え、今世界で注目を集めているXG。日韓のメディアや大規模コンサートで活躍しているのはもちろん、2023年8月にはアメリカ・ロサンゼルスで行われた音楽フェス『Head In The Clouds Los Angeles』に出演。同年10月にはアメリカの『Billboard』誌で日本のガールズグループとしては初となる表紙を飾り、話題を集めた。直近では、2024年3月2日にマレーシアの大型音楽フェス『SUPALAPA Festival 2024』に初出演し、現地ファンを魅了した。
世界で多くのファンの心を掴み、破竹の勢いで活動の幅を広げられているのは、一にも二にも、やはり彼女たちに他者の追随を許さない圧倒的な実力があることが大きい。しっかりと芯がありながら、パワフルな歌声から繊細な歌声までを微細に表現する歌唱力、ビートを自在に乗りこなして刻みつけるラップ、指の先まで文字通り一糸乱れぬ完璧な完成度で見る者を圧倒するダンス。こうした高い表現力をスキルでも姿勢でも牽引しているのが、グループ内でラップとダンスを担当するリーダーのJURINである。
JURINは、もともと幼い頃からプロ入りを目指していたほどスノーボードに打ち込み、12歳という若さでその目標を達成しただけあり、ファンの間では非常にストイックなことで知られている人物だ。そのストイックさはメンバーのお墨つきで、インタビューではCHISAが「(JURINは)物事をやり遂げるのが得意なユニークなリーダー」と語っているほど(※1)。
YouTubeで公開されているXGが厳しい選考を経てデビューするまでの軌跡を描いたドキュメンタリー『XTRA XTRA』でもJURINのストイックさの片鱗が随所に表れており、例えばパフォーマンス評価の場面では、彼女個人あるいは彼女のいるチームは常にトップレベルの評価を受けていた。特に印象的だったのが、『XTRA XTRA』の2話だ。練習生がチームに分かれてのパフォーマンスを行って講師陣から評価を受けたのだが、JURINの率いるチームは全体の中でも1位に。「1位チームは、例えば指とか手とか、そういう角度。あと両手の間隔とか、そういうところまでも揃えていたなという印象がありました」と、講師陣から高く評価された。この評価は現在のXGのパフォーマンスに通ずる部分であり、JURINはデビュー前からストイックに練習を重ね、チームを率い、パフォーマンスの完成度を高めることにこだわってきたことを感じるエピソードのひとつである。