平野紫耀の圧倒的センター感、神宮寺勇太&岸優太の豊かな表現力……世を驚かせたNumber_iの“真の姿”
一方で、素に近い状態になると、パフォーマンス時の彼らとはまったく異なる和やかな雰囲気が垣間見える。たとえば、『TOBEの夏休み。〜ハワイ独占密着!新たな決意〜』(ABEMA/以下、『TOBEの夏休み。』)で見せた、時間を忘れて川で遊び続ける無邪気な姿。そんなギャップがあるから、彼らのことをもっと知りたくなって、つい追わずにはいられなくなる。3人でいる時に、度々独特な発言を繰り出す平野と岸に、ツッコミを入れる神宮寺(神宮寺も、TikTokで配信された『TOBE HIGH SCHOOL』でカメラを探すのに必死になって画面から見切れてしまうなど、たまに天然な部分が見え隠れするのだが)。「GOAT」で新たな一面を見せてくれたが、平野、神宮寺、岸の3人の本質的な部分は前から変わっていないのだと、少し安心する部分もある。
普段の光景とパフォーマンス時、両方を見ていて思うのが、やはり3人のバランスのよさだ。個性豊かな彼らだが、色も形も違う一等星が結ばれて形を作るように、それぞれが輝きを放っている。思えば、先にTOBEに所属した平野と神宮寺の本格的な活動開始がグループ結成以降だったのも、岸をもって3人で一緒にNumber_iを始める想いが強かったからだろう。『TOBEの夏休み。』内での罰ゲームでスカイダイビングに向かう岸に、平野が冗談交じりに「生まれ変わっても迎えに行くから」と言葉をかけていたが、「迎えに行く」という言葉は本心だったのだと思う。場所を移しての再スタートで、同じ目標を持った仲間がそばにいることは、それぞれ心強かったに違いない。
「3人が一緒にいてくれてよかった」――Number_i結成時、「GOAT」のリリース時、他にもさまざまコンテンツを見ていて、そう何度思ったことだろうか。この関係性が続くことを願いながら、彼らの今後の活動に期待したい。
※1:https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=dlsongs&year=2024&month=01&day=15
※2:https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=dlsongs&year=2024&month=01&day=22
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