郷ひろみ、“トウキュウの日”サプライズライブに1000人集結 「感謝の気持ちでいっぱい」
10月18日に68歳の誕生日を迎える郷ひろみ。10月9日の「トウキュウの日」に東急歌舞伎町タワーでサプライズライブを開催した。「トウキュウの日」と郷には実は縁があるという。寒さ際立つ1日となったこの日。そんな寒さを吹き飛ばすような、郷が熱く盛り上げたイベントの模様をレポートする。
イベント開催の告知は直前にファンクラブに向けてのみだったが、特設ステージには多くのファンが詰めかけた。BGMがかかるとタンバリンを鳴らし、手を挙げ、郷の登場前から大きな盛り上がりを見せた。
午後5時55分の開演時間が迫ると、会場からはカウントダウンが。「GOLDFINGER '99」のイントロが流れ、郷が4人のダンサーを従えて特設トラックステージに登場。大きな歓声が上がった。さらにジャケットプレイを見せると、一段と大きく盛り上がる。
一気にテンションが跳ね上がる空気に惹きつけられたように、特設ステージにはますます人が集まってくる。お決まりのサビ部分では観客も一緒に体を動かし、気温を上げていくかのよう。最後は金テープも舞い、華やかさが増す。
集まった観客にむかって郷が「雨の中、会場に足を運んでいただき、ありがとう」と感謝を伝えると拍手が湧き起こる。朝から続いていた雨は、このときはすっかり上がっていた。「トウキュウの日」にサプライズライブ行われたのは、郷の最新シングル『俺は最高!!!』が通算109枚目ということにちなんでいる。しかし、「5」という数字にこだわりがある郷。「5がない」と指摘すると、スタッフから「郷さん、5時55分に始めましょう」という言葉があって今回のスタート時間になったのだとか。
続いてはそんな通算109枚目のシングル曲となる「俺は最高!!!」を熱唱。サビでは掛け声も上がり、人は集まっていくばかり。1,000人もの観客が郷と共に熱い時間を過ごした。2曲を歌い終え、郷が笑顔を見せると、会場からは「最高!」「ひろみ!」と多くの声が。大きな歓声を浴びながら颯爽とステージから立ち去った。
サプライズ公演のあとに行われた囲み取材では充実の表情を見せた郷。ライブを終えての感想を聞かれると「感謝の気持ちでいっぱい。こんな天気の中、たくさんの方に見ていただいて。スタッフも設営大変だったんじゃないかな、と思います」とスタッフを気遣いながら笑顔を見せた。さらに、過去に渋谷でゲリラライブを行なったときのことを振り返り、「見てください、この(ポスター)のチープな貼り方! 今回は許可とってますけど、もちろん。以前やったときのトラックに似てるんですよ」と笑いを誘った。
「俺は最高!!!」について問われると、「僕自身が元気なので、みんなも元気になってよ!という思いを込めて歌っています」とコメント。110枚目となる次のシングルに向けての気持ちを問われると「ここから1枚1枚は本当に自分の中で大事にしながらやっていきたいと思いますし、今回の109枚目のシングルも300曲近くの中から絞り込まれていったんです。次のシングルもそのような形になるんじゃないかな。僕としては時代がどんなふうに変化していくんだろうな、ということを見ながら、慎重に、そして大胆に進めていければ」と意気込んだ。
パワフルなステージを見せた郷。「動けるうちは動いていたいな、って思いますよね」と言い、若さの秘訣については「本当に自分自身が心地よいところに行きたい。若さを求めるために運動をしているんじゃなくて自分が動きたいから動いているけれど、それが周りから見たら若いね、って言われることに結びついてきたらいいのかな」と語った。
なお、12月には歌舞伎町タワー内にあるTHEATER MILANO-Zaでスペシャルライブ『Majestic Voyage』を計10公演行う予定。再び郷のパフォーマンスを歌舞伎町で目撃することができる機会となる。