THE JET BOY BANGERZ、10人で歌った“新たな世界を切り拓く意志” 強力なパフォーマンスを生み出す賑やかな個性に迫る
大迫力だけど真似したくなる! 振付のポイント
――オーディション中、SHOKICHIさんに“ヤング陽”と呼ばれていた陽さんは、レコーディングしてみていかがですか?
佐藤陽:あははは。“ヤング陽”は1番の〈Jettin' Jettin' Jettin'〉というパートを任せていただいたんですが、ここは初めて曲を聴く人の耳に残る部分だと思うので、僕の声でお客さんの心を掴めるように頑張って歌いました。このレコーディング、めっちゃ難しかったんですよね。SHOKICHIさんに「“ジェッティン”じゃなくて、“ジェッディン”と“ジェッリン”の間」って言われて、どこだ、それ!? みたいな(笑)。何度も録り直すうちに、自分が何を言ってるかわからなくなってきて、迷走したりもしました。でも、自分がかませる大事なポイントだと思いますし、振付も特徴的なので、ダンスと合わせて楽しんでほしいですね。
桑原:僕のソロパートは、2番頭の〈課すミッション〉のところ。このパートは、自分でもぜひ歌いたいと思って練習していたところだったので、歌えてめちゃくちゃ嬉しかったですし、結構圧が強い感じのところからガラッと転調するパートなので、自分のハスキーボイスを活かせたらいいなと思って歌いました。本格的なレコーディングは今回が初めてだったんですが、SHOKICHIさんと話しながら録っていって、すごく良いものができたんじゃないかなと思います。
――以前、SHOKICHIさんは「初めてのレコーディングは、良くも悪くもいろんなことが鮮明に記憶されるので、かなり慎重に進めました」(※1)とおっしゃっていました。
桑原:まさに、そういう気遣いを感じましたね。僕はオーディションを機にラップを始めたんですけど、SHOKICHIさんがすごく細かく丁寧にアドバイスをくださったので、どうやったらどういう声が出るかを掴みやすかったですし、すごく勉強になりました。しかも、それをポジティブな言葉で伝えてくださるので、楽しくレコーディングできました。
田中:僕の見せ場は、巧光のパートに続く〈全ての壁Mill/シーンに刻むぜ Drill〉ですね。そこはレコーディングに入るまで〈全ての壁〉というふうに一つの言葉として繋げて歌っていたんですけど、SHOKICHIさんから「一音一音吐き出すように歌ってみて。グルーヴやリズム感が生まれるから」とアドバイスをいただいたので、そういうフロウでレコーディングさせていただきました。
中村:僕は〈細胞が暴れる Show up〉というラップパートを担当しているんですが、実は〈進め Soldier〉からこのフレーズまでのラップは、もともとはNOSUKEさんのパートだったんです。でも、レコーディングの際、SHOKICHIさんが「碧の声でも聴いてみたいから、1回歌ってみて」って言ってくださって。僕もそのパートをすごく歌いたくて秘かに練習していたので、最後のフレーズをいただけた時は、SHOKICHIさんに認めてもらえた気がしてすごく嬉しかったです。それがラッパーとしての自信に繋がりましたし、もっとたくさんのラップパートを任せていただけるように、さらにスキルを磨いていこうと思いました。
――「RAGING BULL」の歌割を決める時も、陽さんのパートを滝さんが急遽任されていたりしましたが、歌割に関しては、デビュー後も引き続き奪い合いなんですね。
NOSUKE:そうですね……というのは冗談で(笑)。お互いに切磋琢磨してる感じだよね?
中村:ラップチームは普段から一緒に練習しているんですけど、滝くんに自分のラップを聴いてもらって、「もっとキー上じゃない?」ってアドバイスをもらったりしていて。お互いに刺激し合い、高め合うことで、結果的にグループ全体が成長できているなと思います。
――闘志を剥き出しにしていたNOSUKEさんは、もういないと?
NOSUKE:それが、今回僕が担当している〈進め Soldier/今を Blaze up〉の前のラップパートを担当しているのが“グループの顔”(宇原)で! この人、ボーカルだけじゃなくて、ラップもかましてくるんですよ(笑)。だから、それに負けたくない! っていう気持ちは正直ありましたね。なおかつ、ここはラップの中でもバイブスを上げる部分だってSHOKICHIさんがおっしゃっていて。僕の声質的にも、自然に歌うと強いビートに声が負けちゃいそうだったので、自信を持ってみんなと並べるように気合いを入れて歌いました。
――振付はどのように制作しましたか?
田中:振付制作は、ホワイトボードに、みんなが曲から受けたイメージを書き出すところから始まりましたね。その中で良さそうなアイデアをいくつかピックアップして、陽が中心になって振りに落とし込んでいきました。陽、こだわったポイントは?
佐藤陽:僕が歌っている〈Jettin’〉を繰り返すパートは、セクシーさもありながら、お客さんも真似したくなるような振付を意識して作りました。曲の最後には、自分たちの個性をバンッバンに出した迫力のあるパートも控えているので、見応えたっぷりのパフォーマンスになっていると思います。
――そもそも最後にダンスパートを入れるというのは、どなたの案なんですか?
宇原:SHOKICHIさんです。最初はDメロの前に入れようっていう案もあったんですけど、結局どうなるか、僕らはギリギリまで知らされていなくて(笑)。本当にサプライズみたいな感じで知らされたので、ここにダンス入れるんだ! って驚きました。
――最後のダンスパートはアクロバットもすごいですよね。
中村:手乗り宙といって、陽と蒼虎が他メンバーの手に足を乗せてバク宙をするパートがあったり、滝くんがエイロンくんの背中を使って前に飛び出たりという、ダイナミックなアクロバットが多数詰め込まれていますね。ライブではTEAM JETZ(ファンネーム)の皆さんがアクロバットに沸いてくださるので、声が上がるたびに「よっしゃー!」ってテンションが上がっていました。
――滝さん、大歓声を浴びながら宙を舞うのは気持ちいいですか?
古嶋:(温泉に浸かった瞬間のようなテンションで)いやぁ~……気持ちいいっすね!
石川:相当気持ちよさそう(笑)。
エイロン:土台の僕ですら気持ちいいからね。
一同:あはははは!
佐藤陽:土台があってこそのアクロバットであり、声援ですよ。
古嶋:本当そう!
エイロン:でも、狭いステージでやる時は、僕なしでジャンプするんですけど、それも相当高いので(笑)。会場ごとのパフォーマンスの違いも楽しんでもらえたらと思います。
――MVについてはいかがでしょうか。
エイロン:MVはダンスだけでなく、演技にも挑戦していまして。ちょっとファニーな演技もしているので、そういったところにも注目してほしいですね。あと個人的には、彰くんの演技がすごいなと思ってて……。
田中:初めて手にいっぱい電話を持ってラップしました(笑)! 初めは慣れない動きで少し戸惑いましたけど、監督がいろんなパターンを提案してくださって、学びながら撮影できましたね。他にも一人ひとりがフォーカスされるシーンがあるので、メンバー各自の魅力と、それが合わさった時の爆発力を楽しんでいただけたらと思います。
――ちなみに、MVの撮影もハプニングに見舞われることなく終了したんですか?
田中:それが長時間踊り続けていたので、「よっしゃ、次のシーンで終わりや!」って思いながら最後の衣装に着替えてたら、僕の腰がピキッとなって……。
古嶋:おじいちゃん(笑)。
佐藤蒼虎:しばらく、立ったまま固まってましたもんね(笑)。
田中:そうなんです。僕のことはいいんですけど、僕がこのまま動けなくなったら、この後の撮影どうなるんだって考えたら、めちゃくちゃ怖くて! でも結局、マッサージガンでほぐしたらなんとか治って。最終的には10人揃って最高のパフォーマンスを撮影できました。
石川:無事……ではなかったですけど、ちゃんと完成してよかったです(笑)。
――では最後に、今後の意気込みを聞かせてください。
桑原:僕らは自分たちのパフォーマンス力にとても自信を持っているんですが、これからもさらにスキルを磨き続けて、日本一、そして世界一のパフォーマンスができるグループになっていきたいなと思っています。
宇原:いや、なります!
――頼もしい! 具体的に、今見据えているステージはありますか?
古嶋:まずは単独ライブができるようになりたいですね。そしてアリーナツアー、ドームツアーと、どんどん活動の規模を大きくしていけたらと思います。
桑原:とはいえ、僕らが夢を叶えるためにはTEAM JETZの力も必要不可欠で。皆さんと一緒に小さな目標を一つひとつクリアした先に、さらに大きな夢が見えてくるんじゃないかなって思うので……。
一同:引き続き、応援よろしくお願いします!
※1:https://realsound.jp/2023/04/post-1316209.html
■リリース情報
THE JET BOY BANGERZ
Debut Single『Jettin'』
Streaming & Download
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