乃木坂46 川﨑桜、櫻坂46 大園玲、日向坂46 松田好花……10月ラジオ改編で期待したい3坂道メンバー

大園玲

 昨年11月に特番として放送された『櫻坂46の「さ」』が10月2日より放送スタート。『乃木坂46の「の」』と『日向坂46の「ひ」』(以上、文化放送)に続く形となり、櫻坂46ファンにとって待望のレギュラー化と言える。ただ他の2番組は18時台の放送だが、『櫻坂46の「さ」』は深夜25時30分から放送。さらに他の2番組は毎週グループから2人が入れ替りで出演するのに対し、櫻坂は固定MCを置くスタイルをとっている。公式ページの紹介でも「他のアイドルグループとは違う櫻坂46の「さ(=「差」)を作り上げていく番組です。」と記されているだけに、ここで櫻坂46のカラーを見せることがポイントになりそうだ(※1)。

 初代MCを務めるのは二期生の大園玲。大園といえば、喋り方や所作など、常に落ち着きを感じる上品な雰囲気が魅力の一つ。また、α波が出てるのかと思わせるほどの癒しボイスも彼女ならではの強みと言える。2022年9月11日放送の『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)の企画「メンバー褒め褒め企画!それ私です!」では、番組ナレーターの庄司宇芽香が大園に対して「言葉運びが美しい。紡ぎ出す言葉の選び方も上品だと思います。たおやかで、美しく言葉をあやつる素敵な女性です」とコメントを寄せたほか、全フロアが飲食店のビルに対して彼女が「レッドオーシャン」と呟いたのを聞いて「この子はなんて賢いんだろう」と思ったというマネージャーの言葉もあった。こうしたワード選びのセンスも大園の魅力で、トークのスペックの高さはラジオ向きだ。

 実際、今年2月17日に『日向坂46のほっとひといき!』(TOKYO FM)にゲスト出演した際は、急遽代打パーソナリティー務めた日向坂46の潮紗理菜が緊張でテンパる中、彼女を的確にフォローしていた。大園は潮のトークに声を出して笑い、先輩を立てつつ、普段あまり見せない積極性で絶妙な掛け合いを見せていたのだ。相手に合わせることができるトーク力、そして「えへへ」と笑う癒しの笑い声はとても聴き心地が良く、そこは『櫻坂46の「さ」』でも期待したいところ。櫻坂46は『櫻坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)というメンバーが自由に喋れる番組もあるが、そことは違った一面を大園のトークが引き出しくれそうだ。

 今回のラジオ改編は、3人のアイドル人生のターニングポイントになることは間違いない。川﨑と大園は新たな武器を手に入れ、松田はラジオスターへのさらなる一歩を踏み出せるのか。いずれの番組にも注目していきたい。

※1:https://www.joqr.co.jp/qr/program/sakura/

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