なにわ男子 高橋恭平・道枝駿佑・長尾謙杜、同期トリオならではの強み　いくつもの視点で生まれるそれぞれのドラマ

　現在、高橋（23歳）と道枝（21歳）と長尾（21歳）と、若干の年齢差のある3人。その中でも同い年の“みちなが”コンビでの行動が最もレアというのは意外にも感じられるかもしれないが、2人の性格は真反対なこともあり、ファンの間ではよく口喧嘩していると有名だ。だが、その喧嘩の内容も「ありがとう」を言った言ってない問題など実にかわいらしく、その喧嘩の先にようやく2人でご飯に行ったなんていうエピソードが出てくるのも実にエモーショナルだ。

　同じ目標に向かって、一緒にスタートする同期。誰よりも近い存在だからこそ、ときにライバルとして強烈に意識したり、ときに心を許せる同志として励まし合ったり。そんなアイドルの歩みは常にドラマチックだが、ソロとして、コンビとして、そしてトリオとして……いくつもの視点でそのドラマを切り取ることができるのは、彼らの強みと言えそうだ。

　3人が表紙に登場した雑誌『anan』での鼎談を見てみると、高橋がなにわ男子の全員にお揃いのネックレスを贈り、道枝はグループの歴史を全部覚え、長尾がメンバー一人ひとりの個性を加味した衣装を考えるなど、現在まではまず、なにわ男子7人での絆を深めていく印象が強い。だが、この先長い期間を共に歩いていく中で、さらにコンビやトリオのエピソードも増えていくのではと思われる。ますます加速していくなにわ男子にも、そして同期トリオのこれからにも注目していきたい。