Snow Man、King & Princeとトークでも抜群の相性 後輩とのやりとりで引き出された新たな魅力
Snow ManとKing & Prince、ここまでトークの相性もよかったとは。8月18日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)は、発見の多い放送だった。
『ザ少年倶楽部プレミアム』は、毎月第3金曜に放送されている音楽バラエティ。ジャニーズグループがゲスト出演し、たっぷりとトーク&パフォーマンスを届ける番組である。国分太一、KAT-TUN、NEWS、Kis-My-Ft2が務めてきたMCを2023年度よりKing & Princeの2人が引き継ぎ、コーナーMCの岡田圭右(ますだおかだ)と息の合ったトークを展開している。
今回は同番組にSnow Manがゲスト出演した。Snow ManとKing & Princeといえば、2021年12月30日に東京ドームにて開催された『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』のコラボパフォーマンスが大きな話題となったことは記憶に新しい。高いスキルを活かしたクールなダンスナンバーから王道アイドルソングまでを自分たちのグループ性をもって表現しきれるという点は、両グループに共通する部分だ。8月12日に放送された音楽特番『ライブ・エール2023~新しい夏~』(NHK総合)でも坂本九の「上を向いて歩こう」のパフォーマンスでコラボレーションを果たし、名曲を仲睦まじく歌う2組の姿を見ることができた。SNSでは音楽番組などの共演の度に「#スノプリ」のハッシュタグとともに集合写真がアップされるなど、ファンにとって馴染み深い組み合わせではあったものの、意外にもこうして揃ってトークをする場面は、これまでほとんどなかったのだ。
いざ番組が始まると、グループ名が紹介される前からフライング気味に登場する佐久間大介、カメラを独占する宮舘涼太と向井康二、突然踊りだすラウール、不敵な笑みを浮かべるソロショットが抜かれる深澤辰哉、その場を仕切りだす佐久間……と、冒頭からやりたい放題のSnow Manメンバーたち。特にオリジナルメンバーの6人にとってKing & Princeのメンバーは、Jr.時代を共にしてきた仲間であり、かわいい後輩。先輩として番組を盛り上げようとする前のめりな意気込みが伝わってきた。
「僕が入ったときにはJr.の長みたいだった(髙橋海人)」「ジャニーズJr.というシマを仕切っていた(永瀬廉)」という証言があったように、Jr.時代のSnow Manは怖かったことで知られている。しかし「愛をもって自分たちを厳しく優しく指導してくださりながら一緒にがんばってきた」と髙橋が話したように、その怖さが理不尽なものではなく、必要な厳しさであったことが伝わっているのは、Snow Manメンバーが積み重ねてきた後輩たちとの信頼があってこそだろう。