SNS総フォロワー数400万人超インフルエンサー MINAMI、初めての作詞に挑んだ「繋いだ手」 “アーティスト”としての自分と未来
TikTokを中心に活動する女子高生インフルエンサーのMINAMIが、配信シングル「繋いだ手」でメジャーデビューした。
若い世代を中心に絶大な支持を得ている彼女のデビュー曲「繋いだ手」は、自身で作詞も手掛け、ファンに向けたメッセージ性のある曲に仕上がった。さらにメジャーデビュー後すぐに、アメリカ ロサンゼルスで開催された音楽フェス『Rising Japan MusicFest』にも出演。
SNS総フォロワー400万人を超え、各方面から注目を集めるMINAMIに、自身のルーツから「繋いだ手」の制作の裏側、そして普段のSNSでの活動についてまで、語ってもらった。(伊藤美咲)【記事最後にプレゼント情報あり】
自身の音楽ルーツ、そして“アーティスト”への憧れ
――MINAMIさんがTikTokを始めたのは2018年の頃ですよね。
MINAMI:はい。小学5年生の時にYouTubeの広告を見て、TikTokを知りました。ちょうどお姉ちゃんがTikTokのアプリを入れていたので、「私も見てみよう!」とインストールしたのが始まりです。
――それからすぐに、動画の投稿も始めたんですか?
MINAMI:最初は他の人の投稿を見ているだけでした。でも、私はダンスや音楽が好きだったので、見ているうちに「自分もやってみたい!」と思うようになって、両親に許可をもらって、撮影と投稿をするようになりました。
――今はTikTokに投稿しているユーザーがかなり多いですが、当時はまだ少なかったですよね。
MINAMI:そうですね。周りに投稿している人はいなかったです。
――投稿を始める時は「インフルエンサーになりたい」「TikTokで有名になりたい」という気持ちはあったのでしょうか?
MINAMI:有名になることはまったく考えていなかったです。ただ音楽に合わせてダンスするのが楽しくて、YouTubeを始めることも考えてなくて、特定の誰かに憧れたわけでもなかったですし。だから、まさかこうやって将来アーティストデビューするなんて夢にも思いませんでした(笑)。
――MINAMIさんは毎日投稿を続けていますよね。
MINAMI:TikTokは楽しい気持ちだけで続けていますね。最初は自分が好きな曲で好きなダンスを踊っていただけだったんですけど、動画の再生回数が徐々に伸びていったことで、ファンになってくれる子が現れて。それが嬉しくて、それからは「ファンの子のためにも投稿を頑張ろう!」と思うようにもなりました。毎日の投稿でも、とにかく変化を出すようにしています。画角も服も髪型も毎日同じだったら、自分も見てくれるファンの子も飽きちゃうじゃないですか。スマホを手持ちで撮ったり、置いて撮ったり、全身映るようにしたり……メイクや服も変えるようにして、とにかく変化があるようにしています。でも、自分にめちゃくちゃ自信があるわけでもないですし、動画を撮って投稿するということをずっと続けているだけなんですよね。ファンの子の声を聞きながら動画を出すようにしているだけで、本当にそれだけなんですよね。
――戦略的にならず、ダンスや動画を楽しんでいるありのままのMINAMIさんであり続けていることが圧倒的な人気の秘訣なのかなと思いますし、TikTokなどで活動を続けてきた結果が、今回のメジャーデビューに繋がっていると思います。アーティストへの憧れはいつ頃からあったのでしょうか?
MINAMI:明確なきっかけがあったわけではないんですけど、「いつか歌を歌ってみたい」という気持ちはなんとなくありました。去年の10月に『SAPPORO COLLECTION』(『Kuu Presents SAPPORO COLLECTION 2022 AUTUMN/WINTER』)でプロデューサーの和田(直希)さんにお会いして、そこからあっという間にメジャーデビューさせていただけて、本当に嬉しいです。
――普段はどんな音楽を聴かれるんですか?
MINAMI:WANIMAさん、あいみょんさん、Saucy Dogさんなどですね。いろんな音楽を聴くタイプなのでその時々で違う曲を聴くんですけど、昔はよく『アイカツ!』(テレビ東京系アニメ/2012〜2016年放送)の曲を歌ったり踊ったりしていました。
――ご自身のなかでの音楽にまつわるいちばん古い記憶が『アイカツ!』?
MINAMI:そうだと思います。お姉ちゃんとビデオカメラで撮り合って、アイドル気分を味わっていたんです(笑)。