超特急、さらに進化した9人で迎えた“8号車の日” 「僕たちを、僕たちでいさせてくれて、ありがとう」

超特急「8号車の日」に迎えたツアーファイナル

 空気が一変し、リョウガの煽りに応えていく会場。大きな歓声が上がるとリョウガは「うるせぇー!」とシャウト。「もう辛抱ならん。これだけおめぇらに言いてぇ。正直に言う。8号車たち……、マジで好き。好きで好きでたまんねぇんだよ!」と怒りながらも愛を伝えるリョウガ。さらに「俺がプロデュースしたグッズがあったんだ。みんなが欲しがるものを作ろうと思って作った。全然売れてなかった。それをライブの中でネタにした。そしたら、売れ切れた! LOVE YOU!」と会場を沸かせると、「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ~るど」へ。メンバーたちは客席にも降り、さらに8号車たちを喜ばせていった。その後もノンストップで「越えてアバンチュール」、「a kind of love」を披露。新メンバーが加入して1年。メンバーたちの楽しそうな笑顔を見ると、“グループ”として9人に絆が生まれたことが伝わってくるかのようだった。

 「ツアーファイナル、行くぞ!」とシューヤがシャウトすると、銀テープが宙を舞う。「fanfare」のシンガロングでさらに一体感を増すと、8号車の日を祝うべく「8号車、おめでとう!」(ユーキ)、「ありがとう!」(アロハ)と心からの感謝の言葉を送っていた。「次で最後の曲になります。本当に今日は楽しかった。8号車の皆さんとこんなに素敵な日を迎えられて幸せです。この先も一緒に歩いていきましょう」というユーキの言葉で、「Together As One」へ。輪になるように階段に座ったり、タカシとシューヤが下段、メインダンサーたちが上段でパフォーマンスをしたりと、超特急9人ならではの構成を見せ、笑顔でライブ本編に幕を下ろした。

 「超特急! 超特急!」というアンコールに応えて、客席に再び登場したメンバーたち。「浮つきWAVES」でタオルやペンライトを回しながら再びテンションを上げていく。ここでメンバー一人ひとりから挨拶。途中目をうるませるメンバーもおり、彼らの素晴らしいパフォーマンスの裏には想像できないほどの努力と苦悩があったことを思わせた。最後はリョウガ。改めてお礼とお祝いの言葉を言うと、「深いような、かっこいい一言をバーン言うて終わりたいと思います」。会場から期待の歓声が上がった後に飛び出したのは、「僕たちを、僕たちでいさせてくれて、ありがとう」。最後は超特急らしく会場を笑顔にして挨拶を終えると、ここで再び「Summer love」。客席をバックにパフォーマンスする様子はTikTokにアップされているので要チェックだ。ラストは「大好きだぜ!」というタクヤの言葉とともに「Call My Name」を披露し、9人はステージを後にした。

 と思いきや、まだまだライブは終わらない。Wアンコールでは「この曲やらなきゃダメだよ、Let's Go!」とユーキがシャウトして、1年前新メンバーが加入した際にも披露した「gr8est journey」へ。目をうるませるメンバー、それでも笑顔を見せるメンバー、それぞれであったが、1年前から確実に進化した「gr8est journey」を見せてくれた。「この先何が起こるかわからへんって言ったけど、1つだけ断言できることがあります。僕たち超特急は、必ずドーム以上の規模でさえも圧巻させられるようなアーティストになれるな、と。8号車とこれからも強い夢を持って走り続けていける最強なグループになれるなって。超特急の音楽をこれからもみんなと一緒に奏でていけたらいいなと思っています」というタカシの言葉に続いて披露されたのは、初披露となる「君と、奏で」。スクリーンにはメンバーたちのリハ様子の写真と歌詞が映し出される。同曲を噛み締めながら、手を振ったり、声を合わせたりと、会場を温かい雰囲気が包んでいった。最後は9人全員がピースサインを掲げ、笑顔でライブに幕を下ろした。

 年末のアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』の開催を発表した超特急。結成12周年を迎えた彼らは、まだまだハイスピードで進化を遂げていくのだろう。

アロハ
カイ
シューヤ
タカシ
タクヤ
ハル
マサヒロ
ユーキ
リョウガ
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