『Nizi Project Season 2』がいよいよスタート 富安悠、西山裕貴、渡祥恵……可能性を秘めた注目の候補者たち

 2020年に9人組ガールズグループ・NiziUを生み出したオーディション番組『Nizi Project』が『Nizi Project Season 2』として帰ってきた。今回はボーイズグループメンバーの発掘オーディション。地域予選は日本、アメリカ、韓国の3カ国11都市で、ボーカルとダンスの審査を行った。その応募総数は1万人超え。このオーディションの総合プロデューサーであるJYPエンターテインメント設立者・J.Y. Parkは「『Nizi Project Season 2』は少年たちの夢に向かった挑戦と情熱が感じられる番組になると思います」と語る。

 『DayDay.』(日本テレビ系)では7月19日より毎週水曜日に特集が組まれ、続々と注目の練習生がピックアップされている。今回は、地域予選でJ.Y. Parkの目を引いた原石たちを紹介していこう。

[Nizi Project Season 2] Part 1 #1 Highlights
[Nizi Project Season 2] Part 1 #2 Highlights

 まずは神戸会場で地域予選に参加した富安悠。予選前日の夜中に祖父を亡くした彼はただならぬ決意で審査に参加していた。Stray Kidsの「神メニュー -Japanese ver.-」の振り付けに、自身が得意とするブレイクダンスを加えて力強く披露したが、J.Y. Parkは「踊る時にダンスのラインが悪すぎます。基本ができていないです」と厳しい評価を下した。しかし、「僕が一番大切に思うことは自然さです」と続け、自身のキャラクターがそのまま表れたパフォーマンスを評価。J.Y. Parkは「本人が一生懸命にできたら驚くほど伸びると思う」と彼の伸びしろに期待するコメントを残した。 

 同じく神戸会場の西山裕貴。オーディションに参加した理由を聞かれ、「僕の個性をより引き出してくれると思ったから」と答えた彼がStray Kidsの「神メニュー -Japanese ver.-」を踊り出した瞬間、J.Y. Parkは驚いたように目を見張った。小柄で幼い印象とは正反対の自由自在で堂々としたダンスを見たJ.Y. Parkは「芸術とはある人の見えないところを見えるようにすることです。裕貴くんは踊る時に自分のキャラクターがそのまま表れています」と語り、「背が小さいけど動きは本当に大きく見えます。今まで見た参加者の中で最高だと思います」と才能に惚れこんでいた。

 続いても神戸会場から渡祥恵(※「恵」は右上に点あり)。幼稚園の頃から芸能事務所に所属し、ミュージカルで主役を務めたこともある実力派だ。2PM「My House -Japanese ver.-」をオリジナルの振り付けで踊った彼をJ.Y. Parkは「歌詞の内容が実際に自分に起きた出来事のように踊っています」と褒める。しかし、他のオーディションにも並行して参加していることについて「まず受けておいてどの事務所に行くか考えるつもりならJYPとして選ぶことができません」とした上で「もし僕が選んだら他のオーディションに受かってもここで頑張りたいと思いますか?」という質問に「その覚悟はできています」と答えた渡にキューブを渡した。

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