TOMORROW X TOGETHER、MOAとの思い出を詰め込んだ日本2ndアルバム『SWEET』 リリース記念ショーケースレポート

 TOMORROW X TOGETHERが7月5日、日本2ndアルバム『SWEET』の発売を記念したショーケースを開催。都内は7月上旬にしては少し涼しさを感じる気候であったが、彼らとの再会を待ち望んだファンが所狭しと集い、会場は熱気に包まれていた。

 本アルバム収録曲「Sugar Rush Ride」のMV衣装である白シャツとカーキ色のハーフパンツを装ったメンバーが「こんばんは〜」と登場すると、歓声が響き渡る。メディアによる撮影や全体での記念撮影時にも一挙一動に大きな声を上げるMOA(ファンの呼称)に対し、嬉しそうな表情を浮かべるメンバーの姿からは、新たな作品を持ってようやく会えたという喜びを感じさせた。

SOOBIN
YEONJUN

 この日の1曲目は、アルバム収録曲「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」。7月15日放送開始予定のドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ系)の主題歌でもある同曲は、シンガーソングライターの優里が書き下ろした、恋模様を紫陽花に喩えた歌詞がこの季節にぴったりの叙情的なミドルバラードだ。この日は夕方まで小雨の降る曇り空であったものの、ショーケース前にはすっきりとした風が頬を掠める気温に。まさに“トゥバ晴れ”(MC 古家正亨談)を引き寄せた清涼感ある5人のパフォーマンスと日没前の夕空との親和性が際立つ、幻想的なステージとなった。MOAを見つめながら歌い上げる彼らの熱がこもった瞳は、きっと観客にもしっかり届いていただろう。

BEOMGYU
TAEHYUN
HUENINGKAI

 続くトークセッションでは、流暢な日本語で「今日は暑いなかお集まりいただき、ありがとうございます」(SOOBIN)と挨拶し、「今日ここで会えるのを楽しみにしていました」(HUENINGKAI)、「会いたかったです」(YEONJUN、TAEHYUN)と口々に素直な気持ちを吐露。「暑いので水分をしっかり摂りながら楽しんでくださいね」(BEOMGYU)とファンを気遣う姿勢も忘れない。

 まずは先日開催した日本で初めてのドーム公演の感想を問われ、「ステージから見るみなさんがとっても綺麗で、こんなにたくさんの方が集まってくれたんだと思ってとても嬉しかったです」「MOAの皆さんと一緒に生放送の音楽番組に出られたのも印象に残っています」とSOOBIN。「ドームの夢が叶いましたが、この次はドームツアーですね?」と問われると、「もちろんです!」と意気込んでいた。

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