Snow Man 向井康二の魅力は笑いや面白さだけではない 20代最後の1年、イメージに変化の兆し?

 Snow Man 向井康二が、6月21日に29歳の誕生日を迎えた。20代最後の1年、ここから向井のパブリックイメージが少しずつ変化していく兆しが見えつつある。

 向井はこれまでグループきってのバラエティ担当として、数々のテレビ番組に出演。時にはアイドルらしからぬ体を張った企画で多くの笑いを生み出してきた。お笑い芸人・ダイアン 津田篤宏率いる「津田軍団」の一員であることも公言しており、津田のギャグ「ゴイゴイスー」「スーを差し上げます」を自らの持ちネタのごとく喧伝。より幅広い世代に定着させる一端を担ってきた。また、自ら考案した「もみあげ手裏剣」「動脈ピース」「オッケーカフ」などのポージング(本人いわくギャグ)がSNSを中心にトレンドになるなど、キャッチーな笑いで認知を広げてきたイメージも大きい。

 しかし、誕生日を迎えた当日、ビックニュースが舞い込んできた。黒柳徹子がライフワークとする公演『ハロルドとモード』にて、黒柳演じる主人公・モードの60歳差の恋人・ハロルド役に起用されたというニュースだ。ハロルド役は過去には生田斗真(2020年)、ジャニーズWEST 藤井流星(2021年)、Sexy Zone 佐藤勝利(2022年)といった演技に定評のあるジャニーズタレントたちが演じてきており、自身にとって初の朗読劇で向井はどのような新たな武器を手に入れるのか、今から期待が高まる。というのも、昨年ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で主演を務めた岩本照や、ドラマ『舞いあがれ!』『silent』、映画『月の満ち欠け』『わたしの幸せな結婚』で脚光を浴びた目黒蓮、声優としての活躍目覚ましい佐久間大介など、演技に打ち込んだメンバーの表現力の向上には目を見張るものがあるからだ。これまで向井が音声や動画コンテンツで届けてきた“一対一”を感じさせる語りはファンの間でも人気が高く、朗読劇という意外性がありつつもピッタリな挑戦でますます進化する姿が楽しみだ。

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