坂口健太郎主演ドラマ『Dr.チョコレート』挿入歌で話題 澤野弘之トータルプロデュースによるNAQT VANEが今求められる理由
まず、澤野が関わるプロジェクトという時点で、注目度が自動的に上がるというのはもちろんあるだろう。しかし、何より重要だと思うのは、これまでのキャリアの中で築き上げた信頼が大きいはずだ。つまり、トータルプロデュースを手掛ける澤野がドラマや映画の劇伴を作れる才能を持っているということが、多くのタイアップの実現に役立っているとも考えられる。映像にフィットした音選び、登場人物の感情に寄り添ったメロディ、ストーリーの流れに沿った曲作り、こうしたノウハウは確実にポップスにも生かされる。
たとえば、『第37回東日本女子駅伝』大会応援ソングの「VANE」を聴いてみよう。歪んだギターによるエネルギッシュなサウンドの中で放たれるエモーショナルなHarukazeのボーカル表現が印象的に耳に訴えかけてくる。競技に懸ける選手たちの強い思いが伝わるようだ。
『恋と弾丸』(MBSドラマ特区)エンディング主題歌の「TOUCH」はどうか。主人公のヒロインが危険な恋に落ちていく同作のスリリングな魅力がメロディ、サウンド、歌唱などすべての要素に揃っている。『わたしの夫は―あの娘の恋人―』(テレビ大阪・BSテレ東 真夜中ドラマ)のオープニングテーマ「CHRONIC」では大人の恋愛を描いた同作のミステリアスな雰囲気が、英語を多用したリリックや、ピアノやベースを基調とした洗練されたサウンドに表れている。
あるいは『Dr.チョコレート』の挿入歌「Odd One Out」を聴いてみてほしい。序盤の怪しげなシンセサイザーの音色とは打って変わって、サビにおける激しい電子的なアプローチが物語の怒涛の展開ともリンクする。このようにNAQT VANEは、特徴や内容に即した楽曲で、作品を音楽面からも支えているのだ。
もし作品に注目を集めたいだけなら、今旬のアーティストや上り調子の若手をピックアップすればいい。しかし、注目度だけでなく、作品の“質”も含めたトータルの世界観を重要視するのであれば、NAQT VANEを起用するのがいちばんだろう。しっかりとした実績に裏打ちされた音楽こそ、作品のクオリティを高める近道である。
逆に言えば、NAQT VANEが関わる作品は“質”が約束されているとも言えるのだ。これまで澤野が手掛けてきた数々のヒット作同様、映像と音楽の化学反応を期待させてくれる。そういう意味で、NAQT VANEは今、多くの作品やクライアントが最も一緒に寄り添ってほしいプロジェクトだと言えるのではないか。
なお、未発表曲「Beautiful Mess」がASICS「ススメ、自分。-すべての人にエールを-篇」テーマソングに起用されている。一歩を踏み出そうという登場人物たちを描いた映像に、NAQT VANEの力強いサウンドと歌唱がマッチしている。まさに「挑戦者に追い風を吹かせるチームプロジェクト」として、彼らの音楽は今後も広く求められていくだろう。
■楽曲情報
未発表曲「Beautiful Mess」
今夏リリース決定!
(※詳細はオフィシャルSNSにて随時発表予定)
1st EP『NAQT』配信中:https://avex.lnk.to/NAQT
ASICS「ススメ、自分。-すべての人にエールを-篇」テーマソング
WEBムービー:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/women
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