MAZZEL、デビューシングル『Vivid』が接戦を制して首位に MVでは世界を席巻する未来も

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2023-05-29/

 5月29日付のオリコン週間シングルランキングによると、MAZZELの『Vivid』が37,379枚を売り上げて1位を記録。以降、THE ALFEEの『鋼の騎士Q/Never Say Die』が28,800枚で2位、King & Princeの『シンデレラガール』が17,921枚で3位と続き、MAZZELが接戦を制して首位に立った週であった。

 MAZZELはオーディション番組『MISSION×2』から誕生した8人組グループで、SKY-HIが代表を務める音楽事務所・BMSGに所属。グループ名はマーゼルと読み、幸福を意味する“Mazel”に迷路の“Maze”と情熱の“Zeal”を掛け合わせたもので、「迷路から抜け出すための出口に向けて情熱を燃やし、幸福を掴みとって人々に渡していく」という意志が込められているという。

 デビューシングルである今作は、BMSGとユニバーサル ミュージックがタッグを組んだ新レーベル・BE-Uよりリリース。表題曲「Vivid」はエレクトロスウィングとも言うべきジャジーなテイストのあるダンスナンバーで、横乗りのグルーヴのある特徴的なリズムが心地いい。ホーンやピアノ、うねるベース、金物成分多めのタイトなパーカッションが活躍する聴き応えのあるサウンドだ。歌詞は“vivid”=鮮やかなという意味のタイトルが示す通り、光や色がモチーフとなっており、そのなかにも〈空に/明かり一個さっと描いて/それが星座になる〉といった表現が登場するなど、詩的な一面も持ち合わせた一曲と言える。基本的には現代ポップスらしく要所要所で英語を用いたリズミカルな節回しだが、その上で〈鮮やかなカラーの全部混ぜる〉といった遊び心のあるフレーズもあり、デビュー曲にふさわしい自己紹介系ソングとしての側面もある。

 MVでは、メンバーたちがカジュアルな服装に身を包み、多彩な表情で踊る姿が印象的。3月に発表されたプレデビュー曲「MISSION」ではクールなダンスパフォーマンス主体のMVだったが、一転して今回のMVでは舞台裏のメンバーたちにも焦点を当てている。終盤ではある種メタ的な視点も盛り込まれており、彼らがエンターテイナーとして世界を席巻する未来を描いた、希望的かつ野心的な作品となっている。

MAZZEL / Vivid -Music Video-
MAZZEL / MISSION -Music Video-

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