福山雅治、チケット不正転売で“FC永久退会”厳しい対策が話題に ジャニーズ、マキシマム ザ ホルモンらが実践した様々な転売施策

 福山雅治のSNSおよびオフィシャルサイトが、5月29日に「【重要】チケット転売に関して皆様へ大切なお願い」というタイトルで更新された。そのなかで、公演チケットの転売に関して言及し、大きな話題となっている。

 オフィシャルサイトでは、8月10日、12日、13日の3日間にわたって日本武道館にて開催される公演のチケットの転売が確認されていると報告。この状況を鑑み、同公演の“チケット申込者分のチケットを分配不可”とし、やむを得ない事情で来場が難しいチケット購入者を対象に、定価でチケット譲渡を仲介する制度 「リセール」の実施を予定しているという。

 同様の転売行為および転売チケットを購入する行為は、福山のオフィシャルファンクラブ「BROS.」会員規約に挙げられている禁止行為に該当することとなる。このような不正行為が発覚したチケットはすべて無効となり、チケット出品者、チケット購入申込者ともに当日の入場が不可に。取引が成立しなかった場合にも、出品を行った時点で入場不可の対象となり、その場合のチケット代金や各種手数料の返金は一切行われない。さらに、発表コメント内には、「チケットを売った方・買った方ともに、BROS.からは強制的に永久退会とさせていただきます」と明記されている(※1)。

 この転売対策に関し、「厳しい対策賛成です」「素晴らしい対応」などのコメントが寄せられ、Twitterでは「永久退会」というワードが一時トレンド入りした。

 「チケット不正転売禁止法」(「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」)は、2018年12月14日に公布、2019年6月14日から施行された。同法律は、「特定興行入場券の不正転売を禁止するとともに、その防止等に関する措置等を定めることにより、興行入場券の適正な流通を確保し、もって興行の振興を通じた文化及びスポーツの振興並びに国民の消費生活の安定に寄与するとともに、心豊かな国民生活の実現に資することを目的とする」とし、そのなかでチケットの不正転売等の禁止について「何人も、特定興行入場券の不正転売をしてはならない」(第三条)、「何人も、特定興行入場券の不正転売を目的として、特定興行入場券を譲り受けてはならない」(第四条)と定めている。これに違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくはこの両方が科せられることとなる(※2)。

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