坂本龍一、自らの葬儀のために作成していたプレイリスト公開 音楽家としてのルーツや足跡を感じるラインナップに

 坂本龍一の公式サイトとSNSが5月15日に更新。3月28日に71歳で亡くなった坂本自らが、葬儀のために作っていたというプレイリストが公開された。

 同プレイリストの公開とあわせて、マネジメントチームによるコメントも掲載された。

 「Ryuichi’s Last Playlist. We would like to share the playlist that Ryuichi had been privately compiling to be played at his own funeral to accompany his passing. He truly was with music until the very end. - skmt management」
(Ryuichi’s Last Playlist. 私たちは、龍一さんが自分の葬儀で流すために個人的にまとめていたプレイリストを、逝去に際し共有したいと思います。彼は本当に最後まで音楽とともにあったのです。 - skmt management)

 プレイリストは音楽ストリーミングサービス・Spotifyにて公開。約2時間30分で全33曲がまとめられている。坂本龍一とコラボレーションアルバムを出したこともあるアルヴァ・ノトの作品「Haliod Xerrox Copy 3 (Paris)」から始まり、ドビュッシーやバッハ、ヘンデル、ラヴェル、エリック・サティといったクラシック音楽作品から、映画音楽で活躍したエンニオ・モリコーネ、ニーノ・ロータの作品、小澤征爾・武満徹・Toronto Symphony Orchestraによる「The Dorian Horizon for 17 Strings」などがラインナップ。また、過去にコラボしたデヴィッド・シルヴィアンや、ビル・エヴァンス・トリオの楽曲も取り上げられている。

 坂本龍一のルーツともいえる音楽、これまでの音楽家としての足跡も感じられる同プレイリスト。最後はローレル・ヘイローが手掛けた映画『POSSESSED』サウンドトラックより「Breath」で締めくくられている。

ryuichi sakamoto 公式Twitter(@ryuichisakamoto)

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