ジャニーズWEST 重岡大毅、Snow Man 岩本照と育む“しげひー”コンビの信頼感　ストイックな真面目さで高みを目指す

お互い生真面目に向き合う親友だからこそ、何でも言い合える関係性

　重岡と岩本の共通点は“ストイックな生真面目さ”にあるように思う。岩本が一躍有名になったのは人気番組『SASUKE』（TBS系）で披露した鍛え上げられた肉体美と番組にかける熱意だ。難関のコースをクリアするため、過密なスケジュールの合間に練習する姿は多くの人の心に響いた。また雑誌『Tarzan』（マガジンハウス）の連載「筋肉吟遊詩人・岩本照裏切りの筋トレ・メソッド」でプロ顔負けのトレーニングを披露するなど、ジャニーズにおいて筋肉＝岩本のイメージを構築した。

　一方重岡も格闘技歴8年を数えるキャリアを持つ。昨年はドラマで共演したKAT-TUNの上田竜也とともに『炎の体育会TVSP』（TBS系）でプロボクサーの那須川天心とのボクシング対決にも参加。1回戦1ラウンドの1分18秒、那須川の一瞬のスキに、右ストレートをクリーンヒット。しかし2ラウンド開始直後に那須川から強烈な右フックを浴び、終了ゴングを迎えた。試合を終えた重岡は「一生ない経験をさせてもらったので、この経験を力に変えて、これからも頑張りたいと思います」と清々しい笑顔で答えた。

　グループ全員が揃うYouTubeやバラエティ番組では、天真爛漫さを見せる重岡だが、直近でもジャニーズWESTの公式YouTubeチャンネルの企画内で、重岡と岩本の関係性が垣間見られる場面があった。「【仲良しテレフォン】ジャニーズ先輩後輩同期に生電話」と題し、メンバーが仲の良いジャニーズに電話し、相手からあらかじめ決まっているキーワードを引き出せるかを競う企画内でのこと。重岡は岩本に電話するも、思うようにキーワードを引き出せず、残り時間が少ないことから岩本の話を遮るように早々に電話を切った。すると、すぐに岩本から折り返し電話があり、「喋ってる途中に切るのは良くないよ」「そういうふうな雑な扱いは、俺以外にはしないほうがいい」と注意を促す場面があった。岩本の真っ直ぐな言葉に、恐縮しきりの重岡だったが、コメント欄には「親友相手でも注意できる岩本くんすばらしい」「嫌われたかもとへこむ重岡くんも可愛い」と互いを大切に思い合う関係性を賞賛する言葉が相次いだ。

　お互いに切磋琢磨しながら高みを目指す重岡と岩本。グループの枠を超え、強い信頼関係を築いているのは、誰に対しても真摯な姿勢と、ストイックなまでの自己管理で生真面目に仕事に向き合うスタンスが共鳴しているからのように思う。今後YouTubeや番組などでの共演を楽しみに待ちたい。