BTS SUGA、Agust D名義で公式ソロアルバムをリリース 全10曲を通じてリスナーに問いかけたもの

 BTSのSUGAが4月21日、Agust D名義で初の公式ソロアルバム『D-DAY』をリリースした。全10曲の収録曲すべての作詞作曲に参加し、プロデュースまで手がけたという本作は、Agust Dとして2016年から制作を続けてきたミックステープ『Agust D』、『D-2』に続く3部作の最後のアルバムになるという。そこで今回、SUGAのソロアルバム『D-DAY』について、インタビューなどで語った彼の想いや言葉とともにレビューする。

 アルバムの各楽曲を見ていく前に、まずは改めて、SUGAの今回の活動名である「Agust D」について少し言及しておこう。Agust DとはSUGAのもうひとつのアーティスト名で、彼の出身地・「大邱(Daegu-town)」の頭文字と「SUGA」を繋げ、逆から読んで付けられた名前だ。Agust D名義でリリースされる楽曲は、SUGAの正直で率直な気持ちを描いた楽曲が多いことが特徴。このことはSUGA自身が明言しており、Disney Plus Koreaの公式YouTubeで公開されたセルフインタビュー動画の中で彼は「ミックステープを出すときは、僕の内面の話が多い」「アルバムを通じて、克服しなければならないトラウマや感情について話した。それによって、解放された気分になれたことは、自分の成長につながり、次のアルバムや音楽に多くの影響を与える」と語っていた。

[ENG] SUGA: Road to D-DAYㅣSUGA meets Agust Dㅣ디즈니+

 そんなSUGAは、今回のアルバムタイトルを『D-DAY』と命名。「社会の中に溢れかえるさまざまな情報から抜け出し、“今の自分”にもう少し集中して生きていこう」という想いを込めたという(※1)。

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