LE SSERAFIM、デビューから2年を振り返る　様々な記録を塗り替えながら未知の世界を歩き続ける

　今年4月に開催された世界最大の野外音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』でのパフォーマンスが大きな話題を集めているLE SSERAFIM。2022年5月にデビューした彼女たちは今年で2周年を迎える。この2年の間にリリース作品が3作連続でミリオンセラー達成、ワールドツアー開催、韓国歴代アーティストの中で最も早く『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』の舞台に立つなど数々の偉業を成し遂げてきた。本記事では、そんなLE SSERAFIMがこれまで歩んできた軌跡を振り返る。

HYBE初のガールグループとしてデビュー前から話題に

　BTSをはじめ、数々の大ヒットを生み出してきたHYBEが初めて手がけるガールグループとしてデビュー前から話題になっていたLE SSERAFIM。当時、IZ*ONEとしての活動を終えたKIM CHAEWON（キム・チェウォン）とSAKURA（サクラ）がメンバーに含まれるということもあり、多くのK-POPファンたちの期待と関心を一身に受けていた。

　そして、2022年5月に1stミニアルバム『FEARLESS』でデビューし、韓国・HANTEOチャートではリリース当日に17万枚以上もの売り上げを達成。韓国歴代ガールズグループのデビュー作品初日売上枚数で1位を記録した。タイトル曲「FEARLESS」のMVは、公開後19時間で1000万回再生を突破し、こちらも2022年にデビューしたガールズグループの最短記録を更新。まさに期待を裏切らないスタートを切った。

　その後も、2022年10月にリリースされた2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』が発売初日で40万枚以上もの売り上げを達成し、デビュー曲「FEARLESS」の記録を更新。また、タイトル曲「ANTIFRAGILE」はその中毒性抜群のサビのダンスフレーズが話題に。〈忘れないで 私が置いてきた toe shoes〉〈馬鹿にしないで 私が歩いてきたキャリア〉など、バレリーナを目指していたKAZUHA（カズハ）やこれまでアイドルとして長いキャリアを積んできたSAKURAのバッググラウンドが反映された歌詞も注目を集めた。

　年末には『2022 Melon Music Awards』『2022 Mnet Asian Music Awards（MAMA）』『2022 Asia Artist Awards』をはじめとした数々の音楽授賞式で賞を獲得し、『第73回NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たすなど、充実したデビュー初年となった。

　そして、デビュー1周年を迎える2023年5月に念願の1stフルアルバム『UNFORGIVEN』をリリース。これが発売初日でミリオンセラーを達成し、ガールズグループ、ソロアーティストを含めた韓国女性アーティストの初日売上最多記録を更新。アルバムチャートの歴史を塗り替えるほどのヒットとなった。タイトル曲「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」は、“世の中のルールにとらわれず自分たちの道を行く”というメッセージが込められた、まさに恐れず前に進む強い女性像を描く彼女たちらしい作品。世界的ギタリストでありプロデューサーのナイル・ロジャースとコラボしたことでも知られ、指で悪魔の角を作る“ヴィランウサギダンス”やダイナミックなパフォーマンスも大きな注目を集めた。

　また、その後リリースしたデジタルシングル『Eve, Psyche & The Bluebeard's wife』では、デミ・ロヴァート、リナ・サワヤマなどをはじめとする数々の世界的アーティストとコラボし、グローバルな人気と音楽性の高さを見せつけた。