小林由依、山﨑天、藤吉夏鈴、大園玲、森田ひかる……櫻坂46を代表する演技派メンバー ドラマやMVでの途切れない活躍
4月14日より配信開始されるドラマ『アクトレス』(ひかりTV)に櫻坂46から3人のメンバーが出演する。本作は、誉田哲也が欅坂46のメンバーに当て書きした原作に、乃木坂46と日向坂46のメンバーを加えてドラマ化した『ボーダレス』の続編。櫻坂46からは前作に引き続き森田ひかると小林由依のほか、新たに大園玲を加えた3名が参加する。『ボーダレス』以来約2年ぶりとなる本作。キャストはグループの垣根を越えた人選なだけあって、坂道ファン全体から期待が寄せられている。そこで本稿では、櫻坂46の演技派メンバーに注目したい。
櫻坂46の演技派メンバーと言えば、まず一期生の小林が挙がる。欅坂46時代にメンバー全員が出演した『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京系)や『残酷な観客達』(日本テレビ)で印象的な演技を披露した小林は、舞台『ザンビ』にも出演。テレビドラマ『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)に出演した際には役作りのために髪色を明るくし、演技に懸ける思いの強さがうかがえた。
小林はただ出演するだけでなく、演技の勉強も欠かさない。休日は録画したテレビドラマ鑑賞に時間を費やし、演技の研究に専念。その甲斐もあってか、2020年公開の映画『さくら』では小松菜奈演じる長谷川美貴の友人・大友カオル役をオーディションで勝ち取り、映画初出演を果たした。実力、経験ともに櫻坂46を代表する演技派のメンバーと言っていいだろう。
小林に次いで演技経験を多く持つのが二期生の山﨑天だ。2021年にWOWOWプライムにて放送されたドラマ『こころのフフフ』、昨年はマカロニえんぴつの結成10周年を記念したショートムービー『あこがれ』、今年はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCM『ユニ春 2023 忘れられない春が要る。』など、数多くの映像作品に単独で出演した経験を持つ。
山﨑はまだ17歳という若さながら、堂々とした表情と持ち前のフレッシュな雰囲気で画面を彩る。最近では相鉄・東急直通線開業記念ムービー『父と娘の風景』でオダギリジョーと共演。親子をテーマにワンカットで描いたこの映像では、父親との距離感を絶妙な節回しと表情で表現していた。
こうした経験豊富な2人に対して、最近になって演技に挑戦し始めた藤吉夏鈴も見逃せない。藤吉は、自身がセンターを務めた「偶然の答え」(2ndシングル『BAN』収録曲)のMVで、その独特の存在感を放つ演技に注目が集まった。監督した映像ディレクターの林希は「これはほかの監督さんも感じている気がするのですが、藤吉さんには映像にクオリティを与えてくれるものが備わっていると思います」と彼女の演技の魅力を評価している(※1)。その後、バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の「あざと連ドラ」にも出演。女優として着実に成長を見せている。