Snow Manと『滝沢歌舞伎』の歩みを振り返る 厳しい稽古の中で身につけたエンターテイナーとしての実力

 2006年に滝沢秀明主演の『滝沢演舞城』として誕生以来、数多くの伝説を生み、2019年からはSnow Manに引き継がれた『滝沢歌舞伎』がいよいよファイナルを迎える。今年4月8日に初日を迎える『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』は新たな試みとして4月19日~30日の公演の映画館生中継も発表され、大きな話題となっている。Snow Manにとっての『滝沢歌舞伎』はどのような存在なのか、改めて考えたい。

グループにとっての大きな節目に『滝沢歌舞伎』の存在があった

滝沢秀明 / 「滝沢歌舞伎2018」第一部ダイジェスト映像

 「春の踊りは、よ~いやさぁ!」。力強い掛け声で幕を開ける『滝沢歌舞伎』は2006年に前身となる『滝沢演舞城』としてスタートして以来17年、多くのジャニーズタレントをはじめジャニーズJr.たちが出演し、舞台を通じ経験を積みながら成長を遂げ、そこで培ったスキルは舞台だけでなく、様々なところで活きている。『滝沢歌舞伎』はJr.の登竜門とも言われ、ファンの間では「『滝沢歌舞伎』に出演すると大きく飛躍する」といわれている。その言葉が示すとおり現在のSnow Manのメンバー、阿部亮平、渡辺翔太、深澤辰哉、宮舘涼太、岩本照、佐久間大介などは初期からキャストとして参加し、滝沢をはじめ、他の先輩の舞台に挑む姿勢を間近で見てきた。

 2012年の『滝沢歌舞伎2012』で滝沢による命名で6人体制のSnow Manの結成が発表。さらに2019年の『滝沢歌舞伎ZERO』では、向井康二、目黒蓮、ラウールも含めた9人体制のSnow Manとして新たなスタートを踏み出した経緯もあり、グループにとっては特別な場であろう。

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