Snow Man、「タペストリー」MVでも見せた“和”との親和性 『滝沢歌舞伎』で育まれた相性や距離の近さ
3月15日に、Snow Manが8thシングル『タペストリー / W』をリリースする。「タペストリー」は目黒蓮の単独初主演映画『わたしの幸せな結婚』、「W」はドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)の主題歌になっており、それぞれの作品の色が反映された仕上がりになっている。そして、2月14日には「タペストリー」のMVが公式YouTubeで公開。「映画の中でそれぞれの孤独を抱えていた二人が出会い、これからの物語を二人で綴っていく様にSnow Man一人一人が想いを込め歌い繋いでいく、エモーショナルな楽曲」という同曲の世界観を、さらに深めるような内容になっている。また、MVとしてはSnow Man初となる和装を見ることもでき、SNSで使われているハッシュタグ「#和スノ」も盛り上がっている。そんな和装姿の彼らを見て、馴染んでいると感じた人も多いだろう。Snow Manと「和」の親和性は想像以上に高そうだ。
まず、Snow Manというグループ自体に和のイメージが少なからずある。というのも、彼らは長年ジャニーズの和のエンターテインメント『滝沢歌舞伎』に出演してきた。Snow Manとしては2012年(前身グループは2010年)から出演しており、深澤辰哉、阿部亮平、渡辺翔太は2006年の初演(『滝沢演舞城』)にも出演している。そして、今では主演を引き継いで『滝沢歌舞伎ZERO』として上演。Snow Manの代表作と言える舞台となった。楽曲からもパフォーマンスからも和の要素が感じられる「ひらりと桜」や、出演者総踊りの「花鳥風月」が人気演目となっているように、Snow Manと和の距離は非常に近い。
また、個人的には宮舘涼太の存在も大きいと感じる。宮舘はかねてより時代劇に出演することを目指し、腕を磨き続けてきた。その目標は2018年に達成され、昨今では『SANEMORI』など歌舞伎の舞台にも出演している。その背景があるからだろうか。「タペストリー」MVの和装姿はどのメンバーも似合っていることは大前提として、宮舘の安心感は桁違いだ。完全に和服を着こなしており、そこに普段から発揮されている気品や姿勢の良さなどが加わることで唯一無二の輝きがあるように見える。