Snow Man、「タペストリー」MVでも見せた“和”との親和性 『滝沢歌舞伎』で育まれた相性や距離の近さ

 さらに、MVで披露されている振付も要因のひとつだろう。これまでの作品と比べると、様々なジャンルが組み合わさっていたり、どこか見覚えのある振りが入っていたりと、“ジャニーズらしさ”が強い振りと言えそうだ。例えば、指先、足先までピンと伸ばして手を差し出す振りや、弧を描くように腕を下ろす振りなどはジャニーズらしい動きのひとつではないだろうか。もともとジャニー喜多川氏は和洋折衷の舞台を作り上げ、その中で和の要素を大切にしていた。そういった舞台に長年組み合わされてきたジャニーズのダンスは、和との相性が良い。それが今回のMVでも感じられる。

 ちなみに、MVの中では洋のテイストが多分に盛り込まれた室内に和装姿のメンバーが佇んでいたり、近未来的なサイバー空間らしき場所が出てきたり、和装だけでなくスーツで踊ったりと、和と洋が融合されているのもポイントだ。和洋折衷なジャニーズの舞台で実力を磨き続けてきたSnow Manならではの「和」につながっているのだろう。そして、また新たな一面を世の中に発信しており、その引き出しの多さにも感服だ。

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