大園玲、新体制の櫻坂46をリードする“上品な包容力” ソロ写真集発売&「Cool」センター抜擢で躍進の理由
今回の「Cool」のMVでも、中盤でふいに覗かせる笑顔がいい味を出している。観ているこちらも自然と釣られて笑ってしまうような優しい表情だ。エリートタイプと一口に言っても様々いるが、大園のそれはいわゆるお堅い感じではなく、柔らかさがあり親しみやすい。だからこそ大園はセンターに立てているのだろう。
坂道研修生を経験した世代は、今でこそ最新シングル「桜月」でセンターを務める守屋麗奈や、現在『ラヴィット!』にレギュラー出演中の増本綺良のように活躍が目立っているものの、本人たちとしてはやはり挫折を味わっていたようである。大園もその一人で、当時は将来が見えず目の前のことをやるしかないという気持ちだったそうだ。しかし、その辛い経験が現在につながっていると彼女は言う。
「これは本当に今だから言えることですけど、あのとき研修生になってよかったなって。一度落ちてから頑張った経験があるので……(中略)今はもうメンバーとして活動できるだけでありがたいです」(※2)
もちろん元々備わっている人柄の部分も現在の活躍を生んだ理由の一つだろう。しかし、ある種の下積み期間を経たことで、こうした謙虚さや努力を惜しまない姿勢が備わり、大きな成長をもたらしたのだと思える。
櫻坂46は三期生が加わり新しいフェーズへと向かおうとしている。大園はそんな新体制のグループをリードしていく存在となるだろう。
※1、2:『BOMB 2023年3月号』

























