SixTONES、デビューからの3年を振り返る 音楽で世の中を魅了し続けた6人の軌跡
元日にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への初出演からスタートした2022年は、1月に2ndアルバム『CITY』のリリースから始まり、3月に6thシングル『共鳴』、6月に7thシングル『わたし』、11月に8thシングル『Good Luck!/ふたり』。9月にはライブDVD&Blu-ray『Feel da CITY』をリリースした。
アルバム『CITY』を携えてのライブツアー『Feel da CITY』は5thシングル『マスカラ』カップリング曲「Lost City」からスタート。彼らのカップリング曲は、ライブでも埋もれることのない存在感を放っており、SixTONESの音楽とパフォーマンスの、底知れぬ魅力を体感した。どの作品もリリース発表からして斬新で、なんでもない日を特別な日に変えてくれる。そして2023年、1月に3rdアルバム『声』のリリース、ライブツアー『慣声の法則』へと続く。
この他にも、YouTubeチャンネルではバラエティ動画に加えて、YouTubeだけで見られる『PLAYLIST』シリーズがソニーPCLによる常設スタジオ・清澄白河BASEで撮影されたほか、昨年8月にはYouTube限定で「PARTY PEOPLE」を公開と新たな試みも。CDリリースにライブ、そしてYouTube、TikTokなど様々なフィールドから彼らの作品に触れることができる。
またこの3年の間には、メンバー全員で出演したYouTube生配信にはじまり、森本慎太郎の一声をきっかけに結成6周年を様々な形で祝ったり、松村北斗の発案でライブDVDの同時視聴会が行われたり、ライブの公式グッズのリクエストを募るなど、SNSを活用したメンバー発信の企画でSixTONESとファンとの繋がりも増えた。
加えて、音楽番組やライブでの展開も。彼らにしか出せない歌声と、6人ならではの雰囲気やリズム感でリスナーや視聴者を楽しませる。昨年末、『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)でのトップバッターとして、出演アーティストをはじめ会場を巻き込んだパフォーマンスを披露したのも象徴的で、彼らのエンターテインメント性を発揮したステージだった。
ジャニーズJr.時代からの楽曲を含めると、オリジナル曲が100曲以上になったという。何年経っても色褪せない楽曲の数々には“味わい深い”というほどに、何度も聴きたくなる要素が詰まっている。過去にリリースした楽曲も、アレンジを施したり、他のアーティストとコラボレーションしたりと聴くたびにまた違った魅力をまとって記憶に残る。2020年から続く100年に1度のパンデミック。誰もが大変な日々を過ごしたのだが、そんな中でも彼らの音楽に楽しみをもらったり、歌声や笑い声にパワーをもらったり。ひとつの支えにしていたファンも多かったのではないだろうか。
メンバーそれぞれの活動に目を向けると、森本は前述のように一声で企画を走らせたほか、特に昨年はドラマで様々な役に扮して声を届けた。田中樹は冠ラジオ『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)のメインパーソナリティとして毎週の生放送を滑らかに進行したほか、先日にはレギュラー出演する『オオカミ少年』(TBS系)でMCの代打を務めた。髙地優吾は自ら声をあげて『ヒルナンデス』(日本テレビ)出演を叶えたり、外部の舞台に出演し、第一声で観客を引き込んだり。ジェシーも『オンナの出口調査』(フジテレビ系)のナレーションに抜擢されたり、映画『SING/シング:ネクストステージ』日本語吹替版で声優としても活躍。京本大我はミュージカル出演をはじめ、アニメ『半妖の夜叉姫』(日本テレビ系)でも持ち前の美声を披露。松村も注目度の高い映画『すずめの戸締まり』に声優として出演するなど、歌声の他にも「声」を使った挑戦を重ねてきた。そんな意味を結び合わせても3rdアルバム『声』のタイトルには唸るばかりだ。
技術の進化によりデジタル作品も数多く発表されている。そんな中でも、生歌にこだわり、表情をはじめ全身を使ったパフォーマンスで音楽を届ける。代替不可な6人の音色で魅せるこれからの作品、パフォーマンスがさらに楽しみで仕方ない。
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