林瑠奈×北川悠理のラップの腕前は? 乃木坂46で積み重ねた“ラッパー”としての軌跡

 休憩時間に北川が林に「ラップできる?」と尋ね、その場で「キタガワ」の4文字で韻を踏んだのが始まりにある2人のユニットは、今年9月〜10月に東阪で開催された『30thシングルアンダーライブ』でついにステージデビューを果たす。お披露目から2年目を迎えた2人は、ビートに乗せたラップでフロアをロックした後、「無表情」にオリジナルのラップパートを取り入れたステージを披露。気持ちのいい押韻や巧みなフロウはもちろん、初お披露目から自信をつけ、さらに息の合った2人のパフォーマンスは強く記憶に残っている。

 そして、今回の「アトノマツリ」でのフィーチャリングに至る。山手線の1周と恋愛をかけたリリックを手がけたのは秋元康、ベッドルーム・ヒップホップともジャンル付けできるメロウなサウンドを乃木坂46では「My rule」を作曲している藤田卓也が担当している。1A(林→北川)、1B(賀喜→遠藤→弓木)、サビ(賀喜、遠藤、弓木)といったように歌割りパートがはっきりしているのはラップ曲としていかにもな構成でもある。林と北川による緩急あるフロウ(特にDメロ)はここまでステージを重ねてきたラッパーとしての成果を見せながら、ボーカルに定評のある賀喜、遠藤、弓木という人選もいい。特に遠藤の素朴な“スモーキーボイス“とも例えられる声質は、曲自体のチルな雰囲気と抜群にマッチしている。

乃木坂46『アトノマツリ』“self-making” MUSIC VIDEO

 山手線沿線で撮られたMVは、メンバーの5人がそれぞれのスマートフォンで撮影したセルフメイキング。映像の編集は林、タイトルテキストは北川というこだわりようだ。MV公開を予告するブログを5人同時にアップしているところからも、5人で作り上げた作品というのが強く伝わってくる。ライブでの初披露、ユニット名の決定と、この先楽しみな要素は多くあるが、北川と林が楽曲に取り入れられるまでに歩んできた努力の軌跡が一つの例となって、これからさらなるユニット誕生として後に続いていけばいい。

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