KARAの復活からLE SSERAFIM、Kep1er、JO1、Stray Kidsまで それぞれのパフォーマンスで魅せた『2022 MAMA』初日をレポ

『2022 MAMA AWARDS』初日レポ

 JO1は「SuperCali (MAMA ver.)」の華麗で強烈なダンスブレイクからスタート。オーケストラの生演奏が美しさから覗く不気味さを醸し出したことで、壮大な世界観が作り上げられていた。また、『オペラ座の怪人』を彷彿とさせる衣装や小道具などの演出が、この“MAMA ver.”をより際立たせていたように思う。デビューから1000日が経った今も、大舞台で常に成長した姿を見せている彼らのこれからに期待が高まる。

 吹雪の演出から姿を見せたのは、LE SSERAFIMだ。パワフルで息がぴったり合ったダンスブレイクはもちろん、全編通してその鍛え抜かれた体を使ったダンスのキレで、観客の視線を釘付けにしていた。ダンスブレイクから「FEARLESS」に移る部分では、編曲と振付の見事な滑らかさに大きな歓声が。また、「Dear You who wish for my FALL」というテーマからも彼女たちの強さを感じられた。

 Kep1erは、「THE GIRLS (Can't turn me down) 」と「WA DA DA」をパフォーマンス。新人ながらも健闘していたカムバックサバイバル番組『QUEENDOM 2』の出演を通し、観客のいるステージでの経験を着実に積んだことで、緊張感の中にも余裕が垣間見えた。雰囲気が全く異なる2曲だが、演出やダンサーの衣装などはもちろん、表情管理でそのギャップを感じさせなかったのが印象に残る。

 クロスオーバーボーカルカルテットのForestellaは、その圧倒的な歌唱力で会場の度肝を抜き、空気を一変させた。重い低音から始まった荘厳な雰囲気のBTS「FAKE LOVE」、そしてオリジナル曲「Save Our Lives」では、低音から高音まで4人のハーモニーが調和しており、まさに圧巻。会場で初めて彼らを知った人も多いと思うが、誰をも魅了するレジェンド級のパフォーマンスだったのは言うまでもない。

 「DANCE MAKES ONE」として行われた、SMF(STREET MAN FIGHTER)とKANGDANIEL(カンダニエル)のコラボも、その迫力あふれるダンスパフォーマンスで授賞式のボルテージをぐっと引き上げた。Forestellaは耳に訴えかけたのに対し、このステージは目に躍動感とエネルギーをこれでもかというほど訴えかけてくるのだ。

 後続にも大きな影響を与えている少女時代、KARA、Wonder Girlsを紹介するVCR後を継ぐように、次のステージへ。デビュー1年未満の第4世代ガールズグループのコラボである。IVE、Kep1er、NMIXX、LE SSERAFIM、NewJeansが、メンバーシャッフルでそれぞれのデビュー曲「ELEVEN」「WA DA DA」「O.O」「FEARLESS」「Hype Boy」を披露。そして続けざまに、TWICEの「CHEER UP」を総勢32名でカバー。原曲でのサナのキリングパート〈shy shy shy〉では大歓声が巻き起こり、TWICEの根強い人気を感じる時間でもあった。

『2022 MAMA AWARDS』ステージの様子

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