M!LK、変幻自在な5人が手にした新しい武器 さらなるステップアップを確信できた秋のツアーも振り返る

M!LKが手にした新しい武器

「言葉に出さないけどお互いに把握できる部分がある」(吉田)

ーー表題曲ではこれまでになかった大人っぽさをしっかり表現し、カップリングはM!LKらしいと思える曲や、ライブの様子が目に浮かぶような曲を収録していて、いいバランスになりましたね。

佐野:そうですね。今回のカップリングは「テレパシー」と「INFINITY TRY」という曲なんですが、僕らがずっとバラエティに富んで、マルチに変幻自在にやってきた中で、それを体現できているシングルになったなって思います。「テレパシー」とかは特にSNSでもバズりそうな感じもあるから、そういう新しい要素も取り入れつつ、また新しいM!LKの武器が増えたと思うし。

M!LKソロカット

ーー「テレパシー」はすごく可愛い曲。この世界観はとてもM!LKっぽいなと思います。

佐野:M!LKといえば、ちょっとこういう可愛らしいトンチキ愛され曲みたいなイメージがあると思うので、ピッタリですよね。アイドルらしさもあるし。

塩﨑:「STARS」では自分の歌い方をそのまま出しちゃうとわちゃわちゃになっちゃうから、あえて個性を控えめにして歌ったんですけど、「テレパシー」はありのままで歌えてレコーディングもすごく楽しかったです。

ーーちょっと内気な男の子と憧れの女の子っていう分かりやすいシチュエーションですが、最後まで聴いていくと時間軸がちょっと変わるんですよね。

塩﨑:気づきました? この曲、もちろんいろんな解釈をしてもらっていいんですけど、作ってくださった音楽プロデューサーの方曰く、夢オチなんですよね。

曽野:夢だった、みたいな。

佐野:現実じゃなかったっていうね。

塩﨑:そういうのを頭に入れて聴いてみると面白いですよ。

吉田:これって、2014〜2015年くらいに流行ったボーカロイドの曲調と似てる部分がありますよね。ボカロ全盛期の曲みたいな感じで、ちょっと早口な部分もあったりして、懐かしさもあるけど可愛らしさもあって。M!LKはこれまでも可愛い曲ってあったんですけど、当時と今では同じ可愛い系でもまた違って、ちゃんとステップアップしてるのがこの「テレパシー」かなと。歌っててウキウキもしたし、テンションが上がるんですよ。すごく好きな曲です。ライブでもみんなで盛り上がれるというか、ファンのみんなが好きな曲として「わぁ、来た!」と思ってもらえるんじゃないかなって思いました。キャッチーで覚えやすいですし。ずっとみんなに歌っていてほしい曲です。

ーーちなみに長く一緒にいるメンバー同士、テレパシーで通じ合ってる部分も多いのかなと思いますが、実際はどうですか?

M!LKソロカット
曽野:M!LK内のテレパシー!?

佐野:じゃあ今からやってみましょうか。「今食べたいもの」。行くよ?

山中:(顔を見合わせながら)みんな同じだよね。

佐野:せーの!

一同:(全員バラバラの回答を口に出す)

佐野:無理でした、ごめんなさい(笑)。

ーー(笑)。

吉田:でもひとつ言えるのは、ライブのMCの時に「こいつ今、体力が残り5しかないな」というのを察したら別の人が話題の主導権を握ろうとすることができたり、タイミングを合わせて何かやってくださいって時には一発で合ったり、それはずっと一緒にいるからこそできることでもあるかなと思いますね。言葉に出さないけど把握できる部分が結構ある。

山中:テレパシーっていうか、経験値(笑)。

ーー察することができるのも、テレパシーと同じく能力だと思います。

佐野:それができる5人です!

ーー先ほど話にも出ましたが、TikTokなどこの曲を使って何か面白い展開になっていくといいですね。

塩﨑:バズりますよ。

吉田:まず僕らがバズって、みんなが拡散してくれたらそれがMVみたいな感じになっていく気がするし。

山中:TikTokとかで流行りの女性ボーカルが歌っているようなタイプの曲ですよね。それを僕らが歌ってるっていうのも新しいし。そういう注目のされ方もあるんじゃないかなと思います。

「主題歌に選ばれない方が不思議です」(曽野)

ーーもう1曲の「INFINITY TRY」は、力強いライブ感が伝わってきますね。

M!LKソロカット(佐野勇斗)

佐野:この曲を最初に聴いた時は、少年漫画原作のアニメのオープニングとかエンディングを思い浮かべました。

曽野:めっちゃ同じだ!

佐野:無限の可能性に向かって突き進めっていうアニメが僕は昔から大好きなんです。だから直球で「いいじゃん」って思いましたね。

曽野:本当に同じフィーリング。これ、もしかしたらどこかの主題歌に選ばれるんじゃないかぐらいの感じ。いや、選ばれない方が不思議です。

塩﨑:今のところ何もないけどね(笑)。

曽野:(笑)。でも主人公感があるというか、みんなの力が俺の力になれるぐらいの、それこそ元気玉が出そうな曲だし、疾走感もあって、ライブで絶対盛り上がると思うんですよね。〈TRY (TRY)〉とか〈CHANCE (CHANCE)〉とか掛け合いの部分もあるから、ライブで声が出せるようになったら一緒に歌いたいし、みんなと一緒にライブで育てていきたい曲です。

ーーヒーロー感もありますが、ここにある言葉は全てこの先の未来に向けたM!LKの決意というか、スローガンのようでもあるなと思いました。

M!LKソロカット(山中柔太朗)
吉田:まさにそうだと思う。〈We can TRY〉でしょ。だから鼓舞曲ですよね、そういう意味で言うと。新しい“アゲ曲”として、更新された感じがあります。

塩﨑:ライブで盛り上がると思う。嬉しい限りです。

山中:歌っててめちゃくちゃ気持ちがいい。っていうことは、聴いててもきっとすごく心地いいトーンだと思うし、繰り返しの歌詞が多いから覚えやすくてノリやすいんじゃないかな。

ーー掛け合いの部分はみんなで録ったんですか?

塩﨑:別々に録りました。レコーディングの日にちが違ってたから。

ーーじゃあいつかライブで、お客さんの声も含めてみんなの声が合わさる日が来るといいですね。

山中:本当はお客さんの声も入れたいくらいでした。

佐野:確かに。

「来年、M!LKはヒット曲を出しますよ!」(佐野)

ーー来年は皆さんの地元で開催される里帰りイベントで始まり、次のツアー『M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」』も発表されています。どちらもどんな内容になるのか楽しみです。

吉田:これからどんどん大きな会場を目指してやっていく上でも、やっぱり応援してくれる皆さんのことは一人ひとりという単位で考えていかないといけないと思っています。だから里帰りイベントは皆さんと手放しで楽しんで、改めてM!LKらしさというのも感じてもらいつつ、次のツアーではより大きな会場を想像させるくらいの圧倒的な熱狂を皆さんと作れたらいいな。来年はすごく楽しいことから始まりますが、熱い闘志を燃やしながらM!LKらしく頑張りたいなと思っています。

ーー今年はライブもリリースも本当に充実していたと思うので、来年へのパワーも気持ちよく流れていくんじゃないかなと思うのですが。

M!LKソロカット(吉田仁)
佐野:そうなんですよ。そのパワーをいつ爆発させようか迷っているところです。溜まりに溜まっているので、来年も期待していてください。

山中:いや、本当にそう。色々と見通しは立っているから、不安もないし。常に新しいことをやり続けるっていう意志もあるから、きっと順調にいくんじゃないかなと思ってます。

塩﨑:今までもそうだけど、やったらやった分だけ、いろんな方が「良かった」って褒めてくれるので、それが励みにもなっています。でも何よりも、M!LKの曲を知らなくても楽しめるライブを作ろうというコンセプトでいつもやっているので、好評だった前回のツアーを超える演出をスタッフさんと一緒に練って、さらにいいものを作っていきたいです。

ーー個人的には曽野さんのマジックがまた見たいなと思っているんですが、次回はどうですかね(笑)。

曽野:俺、マジックとか苦手なんですよ(笑)。手先、器用じゃないのにマジックやることになっちゃったので、本当にあれは謎です。物申したい(笑)。

塩﨑:次も入るかもしれないので、楽しみにしておいてください(笑)。

ーーそして吉田さんには、今後も飛べるだけ飛んでいただきたいなと思っているのですが……。

佐野:僕も同感です。

吉田:あなた方は、高いところが怖くないからそんなことが言えるんですよ(笑)。怖いけどいけるっしょと思ってるからだと思うけど、あのブランコ、めっちゃ必死だったんですから!

山中:(笑)。

吉田:でも、フライングもそうだけど、太智くんがやりたい、演出として飛ばしたいというならば僕は快くやりますよ。演出の面で素晴らしいものを作るということに対しては、全力でやっていきたいと思います。

塩﨑:(笑)。

吉田:来年初めてM!LKのライブに行くっていう方もいらっしゃると思うので、そういう方々にもちゃんと届くように、そしてこれからどれだけ会場が大きくなっても毎回初心を忘れることなく、しっかり1回1回のライブを大事にやっていこうというのは、メンバーの中でも意見としてまとまっています。とにかくMCは楽しくわちゃわちゃと、でもパフォーマンスはしっかりと、っていうのをM!LKらしさのギャップとして見せながら、次のツアーも大成功させてより大きなステージにいけたらいいなと思います。

塩﨑:じゃあ、飛べって言ったら飛ぶってことでいいですね!?

吉田:……はい。

塩﨑:(笑)。絶対に前回を超えるものを作るので、みなさんぜひツアー『CHECKMATE』に来てください!

ーーでは最後に何か伝えたいことがあれば。

佐野:来年、M!LKはヒット曲を出しますよ!

曽野:もう決まってるんで!

塩﨑:ぜひ楽しみにしていてください!

M!LK撮り下ろし集合カット

サイン入りチェキプレゼント

M!LKのサイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterか公式Instagramをフォロー&本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。

リアルサウンド 公式Twitter
リアルサウンド 公式Instagram

<締切:12月23日(金)>

 

■リリース情報
New Single『STARS』
2022年11月30日(水)リリース
<発売形態>
・通常盤(CDのみ):¥1,100(税込)
M1,「STARS」
M2,「テレパシー」

・初回限定盤A(CD+Blu-ray):¥3,300(税込)
M1,「STARS」
M2,「INFINITY TRY」
【Blu-ray】M!LK学園

・初回限定盤B(CD+Blu-ray):¥3,300(税込)
M1,「STARS」
M2,「INFINITY TRY」
【Blu-ray】
最愛 (from M!LK HALL TOUR 2022 満月の夜 君と逢う)
シアワシェイク (from M!LK HALL TOUR 2022 満月の夜 君と逢う)
密着M!LK (M!LK HALL TOUR 2022 満月の夜 君と逢う 2022.09.10)

■ツアー情報
M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」
2023年3月31日(金) 福岡・福岡国際会議場 メインホール
2023年4月01日(土)福岡・福岡国際会議場 メインホール
2023年4月15日(土)大阪・フェニーチェ堺 大ホール
2023年4月16日(日) 大阪・フェニーチェ堺 大ホール
2023年5月04日(木祝)愛知・ 名古屋市公会堂 大ホール
2023年5月05日(金祝)愛知・ 名古屋市公会堂 大ホール
2023年5月07日(日)東京・東京ガーデンシアター
チケット料金:指定席 ¥8,500 (税込)
ファミリー席 ¥8,500 (税込)
※チケット情報、『PREMIUM MILK』新規入会はこちら

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