yama×くじら、アニメ『SPY×FAMILY』ED主題歌「色彩」での再タッグに至るまで それぞれの活動を経て感じた進化
もし『SPY×FAMILY』のキャラクターになれるなら……?
ーー2人とも以前と比べると表現も変化していると思いますが、特にyamaさんはご自身でも作詞作曲をするようになって、改めて感じたくじらさんのすごさはありますか?
yama:曲作りを始めてみて思ったことは、何を優先して作るかが大事だということです。自分は言葉が大事だと思っているので、だから詞先で作るくじらさんの作品に共感するんだろうなと思います。
ーー「色彩」のMVはコラージュ作家の五反田和樹さんによる独特の世界観の映像が印象的です。
yama:「色彩」を映像で表現しようと思った時に、完全実写とか完全デジタルはなんか違うなと思って。音楽活動をしていると、好きなだけでは乗り越えられないこともたくさんあります。そういう自分の色を見失っちゃう瞬間が、がんじがらめのマリオネット的な感覚と似てるなと思って。でも誰か協力してくれる人と交わった時に、自分の色を出せる瞬間があるんじゃないかということをMVでは表現してます。
ーー初のダンスにも挑戦してますよね。
yama:ダンスもこれまでの自分だったら苦手なので「無理です」と言ってしまうことなんです。だけどあえて自分がやらなさそうなことにトライすることで、その中でも輝ける瞬間があるんだということを伝えたくて。振り付けも作品を見た時に、真似してみたいなとか、楽しんでいただけたらと思って、ポップなダンスになってると思います。この曲をライブで披露した時に踊ってくれてる人もいたみたいで、嬉しかったですね。
ーーさて改めて、「色彩」は『SPY×FAMILY』第2クールのエンディング主題歌です。『SPY×FAMILY』にはどんな印象を持ってますか?
yama:元々知ってはいましたが、今回のお話をいただいたタイミングで全部読んで、めちゃくちゃ面白いなと思いました。それぞれが抱えているミッションが結構過酷なんですけど、シリアスになりすぎず、くすっと笑える瞬間が多くて。ほっこりする回もあれば、キュンとするポイントもある。感情をすべて引き出してくれる作品だなと思いました。
くじら:自分は『ジャンプ+』で『週刊少年ジャンプ』を定期購読しているし、『ジャンプ+』で連載されている漫画も読んでいるので元々知ってましたし、本屋に行くのも好きなので『SPY×FAMILY』は持っていて読んでました。ただただ面白いなと。それに泣けるんですよね。漫画としての五角形が強すぎる。アクションもあればギャグもあるし、恋愛要素とか、単純にアーニャが可愛いなとか。もう本当に素晴らしい漫画だなと、いちファンとして楽しんでました。
ーーこの作品では“家族愛”が重要なテーマになっています。
yama:血縁関係にあると家族と捉えるのが一般的ですけど、それだけじゃないなというのが作品を読んで思ったことです。人としてこの人を守りたい、大切にしたいと思えば家族なんだと。その人のためにどれだけリスクを負えるかっていうのが大事で。
くじら:最近自分は、血は繋がっている家族でも他人は他人だと思ってて。身体も脳みそも同じではないので、まったくの他人。だからこそ、家族ってなんだろうというのを投げ掛けてくれる作品だと思います。
ーー一番好きなキャラクターは誰ですか?
くじら:一番は難しい……アーニャかなあ……。
yama:難しいよね。とにかくこの3人(ロイド、アーニャ、ヨル)は好きですね。大体一人だけに飛び抜けて共感することが多いんですけど、『SPY×FAMILY』は全員好きです。
くじら:主人公の物語が最初にあって、その後に他の登場人物のバックボーンが明かされて……っていう順番が普通だと思うんですけど、『SPY×FAMILY』は全員バックボーンがある状態でスタートしてるから、最初から全員に共感できるし面白いんだよね。
yama:たしかに。誰かだけの視点じゃないんだよね。序盤の方から全員のことを説明してくれてるから全員に感情移入できる。
ーー原作含めて特に好きなシーンはありますか?
くじら:ヨルさんの弟のユーリがアーニャの中間考査のために家に来て家庭教師をする話で、アーニャが勉強を頑張るんですけど、最後にユーリが「この文法はマスターできたか?」と聞くと、アーニャが「ぶんぽうってなに?」って答える場面は、もうめちゃくちゃ笑って。
yama:そこなんだ(笑)。結構コアなところじゃない?
くじら:これは『SPY×FAMILY』でしかできない爆発力だと思って印象に残ってますね。漫画で腹抱えて笑ったのは久しぶりだったので、衝撃でした。
yama:自分はアーニャが一生懸命頑張ってるところが好きですね。同級生のダミアンを殴っちゃって「ごめんなさい」って必死に謝ってるシーンは本当に可愛いと思いましたし、みんな不器用なのに頑張ってる姿が好きで。料理が苦手なヨルさんが、ロイドに喜んでもらえるように一生懸命頑張って練習してるところも可愛いなと思って観てます。
ーーもし作品中のキャラクターになれるとしたら誰になりたいですか?
yama:立ち位置的に面白いだろうなと思うのは情報屋のフランキーですね。
くじら:ああ、いいね!
yama:この家族の中に入るんじゃなくて、外から眺めていたい。一番いい立ち位置だと思ってます。
くじら:たしかに。うわ、いいな……。
yama:くじらくんは何?
くじら:ボンドかな。色々過去もあるけど人を助けたいっていう気持ちがあるから悪方面の生き物ではないし、自分の秀でた能力はアーニャしか分かってないけど、自分のことを分かってもらえる人がいるから、それで頑張れる。そういう面を自分に重ねたらボンドがいいなって。
ーー2人ともメインキャラクターの3人を選ばないのがらしいですね。
yama:やっぱり自分たちは主人公タイプじゃないんだろうね(笑)。アーニャもいいけど、知りたくもないことを知っちゃう瞬間って絶対にあるだろうなと思う。フランキーが持ってるのは特別な能力じゃなくて、自分の力で情報を得ているから生きやすそうかなと思って。
くじら:そうだね。フォージャー家じゃないとしたら「エレガント!」って叫んでるあの先生(ヘンダーソン)かな。
yama:ははは、わかる(笑)。
■リリース情報
yama『色彩』
TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールエンディング主題歌
2022年11月9日(水)発売
初回生産限定盤(CD+BD)
SRCL-12266-67 \3,520(税込)
期間生産限定盤(CD only)
SRCL-12269 \1,870(税込)
通常盤(CD only)
SRCL-12268 \1,320(税込)
[Disc1 CD]
01.色彩(テレビアニメ『SPY×FAMILY』第2クール エンディング主題歌)
02.愛を解く(yama 作詞・作曲 オリジナル楽曲)
03.新星
04.色彩(Anime Ver.)
※期間生産限定のみ04. 色彩(Anime Ver.)収録
[Disc2 BD]
yama ”the meaning of life” TOUR 2022
2021年9月1日CLUB CITTA'公演
01.桃源郷
02.存在証明
03.Lost
04.春を告げる
05.麻痺
06.くびったけ
07.それでも僕は
08.世界は美しいはずなんだ
パッケージ予約
https://smr.lnk.to/d02R5Q
音源ダウンロード/ストリーミング
https://yama.lnk.to/v29djMST
yama「色彩」MV(TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールエンディング主題歌):
https://youtu.be/E9Dru15yq9w
yama「色彩」ノンクレジットエンディングアニメ映像:
TOHO animation YouTube チャンネル
https://youtu.be/4kNt62PptEQ
yama『色彩』Official Live Video (“the meaning of life“ TOUR 2022 at Zepp DiverCity 2022.10.8):
https://www.youtube.com/watch?v=s9v2UQicIk8
Official Site : https://www.sonymusic.co.jp/artist/yama/
Instagram : https://www.instagram.com/ya.ma_00/
Twitter : https://twitter.com/douhwe
Staff Twitter : https://twitter.com/yama_official0
TikTok:https://www.tiktok.com/@yama_official_tiktok
タンブラープレゼント
yamaのオリジナルタンブラーを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
応募方法
リアルサウンド公式Twitterか公式Instagramをフォロー&本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。
リアルサウンド 公式Twitter
リアルサウンド 公式Instagram
<締切:12月4日(日)>