青山テルマ、武道館でゲストと共に15周年を祝福 観客の心を照らす前向きなメッセージも

青山テルマ、武道館で15周年を祝福

 11月4日、青山テルマが東京・日本武道館で『Thelma Aoyama 15th Anniversary〜おにぎりフェスティバル〜 (仮)』を開催した。今年9月にデビュー15周年を迎えた青山は、自身最大キャパシティとなる日本武道館で、豪華ゲストと共に幅広い楽曲を披露した。

 アンミカによるユニークなナレーションで会場が和んだところで、ライブがスタート。ダンサーを引き連れて登場した青山は「めちゃくちゃ会いたかったー!」ととびきりの笑顔で叫び、生バンドによる迫力満点な演奏と共に、「マダバカ」を披露。〈マジマジマジYABAI イケすぎててごめんなさい 天才すぎてごめんなさい〉と初っ端から攻めのライブを繰り広げる。“当時のMVと顔違うけど整形してません”という前置きから始まった「ONE WAY」では、思わず「最高……」と呟く青山。早くもこのライブへの手ごたえを感じている様子。ミディアムテンポの「何度も」で優しい歌声を響かせると、会場はあたたかい雰囲気に一変。たった一人で武道館の空気をガラリと変えてしまう歌唱力はさすがだ。

青山テルマライブ評(サブ)
加藤ミリヤ

 ここで青山がガラケーで電話をかける演出から加藤ミリヤが登場し、「poppin' feat. 加藤ミリヤ」を披露。ピンクのヒョウ柄がバックスクリーンに光るステージに最強の2人が集まれば、攻撃力は倍増。華やかなビジュアルとクールな表情、そして強めの歌詞で会場中を熱狂させた。ポニーテールにゴージャスなドレスというドーリーなスタイルで決めた加藤ミリヤが最後にハグと投げキスをしてステージを去ると、青山は「かわいすぎワロタ」とポツリ。興奮冷めやらぬ会場に続いて登場したのは湘南乃風のリーダー・RED RICE。「サマーラブ!!feat.RED RICE  from 湘南乃風」が始まると観客たちはタオルを頭上で振り回し、会場は一瞬で常夏に。2人はダンサーを引き連れてセンターステージへと進み、観客たちの目の前で熱いパフォーマンスを繰り広げた。

青山テルマライブ評(サブ)
RED RICE

 ここからは青山の歌が堪能できるバラードパートへ。愛する人への想いをストレートに綴った極上のラブソング「stay with me」をしっとりと歌い上げたあとは、新鋭アーティストのAisho Nakajimaをゲストに迎え、全英詞の「Yours Forever feat. Aisho Nakajima」を披露。2人の歌声が化学反応を起こし、切ないハーモニーを生み出す。その後も「1LDK」「No No No」と人生に寄り添う名曲たちを歌い上げ、ライブ前半を締めくくった。

 

 換気タイムを挟み、後半戦はUVERworld、愛笑むと共に勢いよくスタート。花道を駆け抜けてセンターステージへ繰り出したメンバーは、クールダウンしていた会場に疾走感溢れる「SOUL (feat. 青山テルマ & 愛笑む)」を叩きつける。パワフルな演奏と熱量溢れるボーカルで観客を熱狂させた。そして一人のステージに戻ると、客席を上手と下手に分けて対決させる「ブーンシャカラカ」が始まる。この曲では青山が一番盛り上がっているファンを後に楽屋招待するという説明があり、観客たちはこれまで以上に全力で盛り上がる。青山は「やばい! 誰にしよう!」と悩みながらも、3人組の女性を指名。選ばれた彼女たちは、抱き合って喜んでいた。

青山テルマライブ評(サブ)
UVERworld

 今回のフェスのタイトルでもある「ONIGIRI」をクールに決めた後は、盟友であるSoulJaが登場し、青山の存在を世に広めた代表曲「そばにいるね feat.SoulJa」と最新曲「いつまでも feat. SoulJa」を披露。ライブで共に歌うのは13年ぶりということだったが、ブランクを感じさせない息の合ったパフォーマンスと2人の歌声が生み出す唯一無二のハーモニーで、会場中を酔わせた。ちなみに「みんなに何かプレゼントを持って帰ってほしい」という青山の思いから、この2曲は撮影OKに。

青山テルマライブ評(サブ)
Soul Ja

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