chilldspot、初の全国ツアーから得たもの 旅の終着点に映し出されたメンバー4人とバンドの成長

chilldspot、初の全国ツアーから得たもの

 その後は「ネオンを消して」「Ivy」と落ち着いたムードの曲が続き、いよいよ残り3曲となったことが告げられる。「寂しいけれど、一夜限りなので駆け抜けていきます。皆さん一緒に盛り上がってくれますか?」という言葉に続いて披露されたのは、ヨルシカ・n-bunaプロデュースの「your trip」と、「Honda VEZEL e:HEV」WEB CMに起用された「BYE BYE」。どちらも爽快なポップチューンで、R&B的な要素の強かった初期のchilldspotのイメージとは少し異なる楽曲だ。さまざまなカラーを見せてくれる様子からも、バンドの変化がうかがえる。

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 また、メンバー全員が2002年生まれとは思えない大人びた世界観の楽曲が多いchilldspotだが、本編ラストは10~20代の恋心を歌ったような「Like?」(テレビ朝日系『あざとくて何が悪いの?』連続ドラマ第6弾主題歌/CITEN スペシャルムービータイアップソング)で締めくくられていたのも面白い。もし等身大の自分たちを見せていこうという意図があるのならば、それもある意味、バンドの1つの変化と言えるのかもしれない。

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 本公演では最新EP『Titles』の収録曲すべてと、1stアルバム『ingredients』や過去2作のEPに収録された楽曲をあわせた計20曲が演奏された。本編終了後、観客のアンコールに応えて1人ステージに戻った比喩根は「バンドでできる曲はすべてやり切ってしまったけど、せっかくなので」と、『ingredients』収録の弾き語り曲「私」を披露。今まで発表してきた曲を惜しみなく届ける辺りからも、本ツアーにはこれまでのバンドの集大成を見せるという意味が込められていたのではないかと感じた。

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 MCでツアーの思い出を振り返りながら、「チームとしての結束力が高まった」「演奏面でも成長したと思う」と語っていた4人。初の全国ツアーという旅は終わりを迎えた。ただし、ここはおそらく1つの通過点に過ぎない。chilldspotの旅は、この先もずっとまだ続いていくのだろう。一回りも二回りも成長した4人の姿を、また見られる日が今から楽しみだ。

■セットリスト
1.music
2.line
3.yours
4.hold me
5.shower
6.flight
7.Sailing day
8.夜の探検
9.Weekender
10.夜更かし
11.dinner
12.Monster
13.未定
14.Groovynight
15.ネオンを消して
16.Ivy
17.Kiss me before I rise
18.your trip
19.BYE BYE
20.Like?

■リリース情報
Digital Single
「get high」
2022年12月16日(金)リリース
配信:https://lnk.to/get_high

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