『iCON Z』第50話、男性部門第二章のボーカル課題曲チェック　Emyliによる猛特訓で実力をつけていく敗者復活メンバー

　敗者復活組に続いて、プロたちもレッスンスタート。DEEP SQUADメンバーの杉山亮司は、歌詞の暗記はもちろん、動きもつけたパフォーマンスを披露し、Emyliからも「いいですね」と肯定的なコメントを得る。しかし、同じくDEEP SQUADの宇原雄飛と比嘉涼樹は暗記ができておらず、「ダメだね、これ」とバッサリ。最後はEXILE ATSUSHI主催コンテストでグランプリをとった佐々木陸。歌唱力には自信があるはずだが、歌詞を覚えきれておらず、途中で歌えなくなってしまう。Emyliは曲を止めさせ、深いため息をつき、「期待していた自分が馬鹿だったかも」ときつい言葉を口にする。

　Emyliの予想通りのスパルタ指導だったが、厳しい言葉が参加者たちを成長させ、2度目のレッスンでは見違えるようなパフォーマンスを見せる。前回涙した沓野も、今回は全力のパフォーマンスで実力を存分に発揮し、「めっちゃいい声してるじゃん！　前回と別人じゃん。最高じゃん！」とEmyliも絶賛した。

　しかし、プロボーカリストである比嘉、宇原、杉山は、2度目のレッスンでもEmyliの期待に応えることはできず、オーディションに対する本気度を問われる。「今この子たち（敗者復活組）に負けてるよ。もう少し危機感を持った方がいい」「とりあえず歌ってますって感じ。舐めてる感じだよね」「100%の自分を出し切ってる感じがしない」と辛辣な言葉を浴びせたEmyliは、杉山に沓野のパフォーマンスを目の前で見せ、危機感を煽る場面も。

　ついに迎えた、ボーカル部門の課題チェック当日。この日佐々木が欠席のため、参加者は10名。それぞれが全力でパフォーマンスし、厳しいレッスンで鍛えられた実力を発揮していく。そしていよいよ、個人ランキングの発表へ。5位は該当なしのため、トップ4が発表される。4位は山本、3位は夫松、2位は遠藤、そして満場一致で1位にランクインしたのは、沓野。追い込まれて涙を流しながらも急成長を遂げ、新境地を切り拓いたことで、トップを獲得した。審査員のEXILE NAOTOは「声が踊ってた。いい歌を聴かせていただきました」と絶賛。そしてHIROも「ここまで伸びてきてるから、さらに伸びるのを絶対に見たいと思った。ダンスも絶対うまくなると感じたので嬉しくなりました」と笑顔を見せた。

　ランキング上位は全員が敗者復活組。プロボーカリストであるDEEP SQUADメンバーは一人も選ばれなかった。EXILE AKIRAは「歌とかめちゃくちゃ上手いし身のこなしもできるんだけど、プロだったらもっとカマさないといけない。何か足らなかったというのは積み重ねが足りない」と努力量の少なさを指摘。そしてHIROは「圧倒的に行くのかなと思ってた。プロで参加してるとは到底思えなかった。ショックでした」と率直に厳しい評価を下した。

　シビアな戦いが繰り広げられる『iCON Z』第二章。この後もラップ部門、ダンス部門と課題チェックは続いていく。次回の放送は10月30日21時よりスタート。