相葉雅紀、デビュー前から現在まで続くKinKi Kidsとの関係性 入所26年を経てジュニア時代を振り返る
ジャニーズアイドルの活動期間が長くなるにつれて、彼らの「今だから話せる」思い出話は多くのファンを楽しませる鉄板ネタとなっている。特に、ジャニーズJr.時代に先輩グループのバックについた思い出は、CDデビュー後にはなかなか見られないシチュエーションなだけに貴重な情報の宝庫だ。さらに当時から続く師弟のような関係性も浮かび上がってくることもあり、先輩・後輩双方のファンを喜ばせるものになっている。
10月7日、嵐の相葉雅紀がパーソナリティを務めるラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)では、今年8月15日に入所26年となったことを受けて、ジャニーズJr.時代を回顧する場面があった。1996年から1999年にかけてジャニーズJr.として活動していた相葉は、当時KinKi Kids、V6のコンサートをメインに、ときおりTOKIOのバックについていたと話す。
なかでも、ジャニーズJr.にとってひとつのステップアップとして捉えられるのは、家から通える範囲の会場だけでなく全国ツアーに同行するメンバーに選ばれることだそう。同時期に活動し、後に嵐として同じグループで活躍することになる二宮和也が、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』の動画で「全国組に入れてうれしかった」と話していたことを受けて、相葉も「たしかにその気持ちは僕もわかります」と共感する。
何事も経験を第一に考え、場数を踏むことを大事にしているジャニーズ。1ステージでも多く呼ばれることは、それだけ期待を寄せられているという証でもある。次期デビューを視野に入れたジャニーズJr.ともあれば、その数はさらに増えていき、二宮が動画内で並行して「約90曲を覚えた」と話すように、ジャニーズJr.のほうがデビュー組よりも忙しい時期もあるほどだ。
とはいえ、もちろん最初からすべてうまくいく人などいない。相葉も慣れないローラーブレードで会場をぐるりと囲む外周を滑るのが怖かったと、本音をこぼす。道幅も狭く、上り下りの傾斜もあり、「止まれないから、前のJr.につかまって止まったりさ(笑)。こんなに下手くそなのに“出ろ”って言われて!」と当時の心境を明かした。
さらに「すげー緊張した」と続けたのが、ステージ上で先輩の衣装チェンジを手伝うという役回りだ。「前にJr.が何人も(立ってお客さんの)目隠し状態を作って、その間に光一さんが手を出したら、そこにスっと(衣装の袖を)入れるみたいなさ! 緊張するんですよ」と、その光景は今でも鮮明に覚えているようだった。