相葉雅紀、デビュー前から現在まで続くKinKi Kidsとの関係性　入所26年を経てジュニア時代を振り返る

　相葉とKinKi Kidsとは、1997年放送のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』（日本テレビ系）でも共演を果たした仲。相葉にとっては初の連続ドラマ出演作品でもあったことから、コンサート会場のみならず、テレビドラマの現場でもKinKi Kidsの背中から学ぶものは多かったに違いない。そんなリスペクトの気持ちに比例して、プレッシャーや緊張を感じたのではないだろうか。

　同時にKinKi Kidsにとって相葉がかわいい存在であったのも、今も変わらない付き合いから察することができる。堂本剛は、コロナ禍に入る前に最後に食事をした人として相葉の名前を挙げていたこともあった。ランチのつもりが、話が尽きず夕食まで延長したという話を、相葉がラジオで楽しそうに報告していたことを思い出す。

　また、2021年3月には堂本光一からある頼み事をされたエピソードも語られている。それは、お笑い芸人の狩野英孝と親しい相葉に、堂本光一が「ゲームを一緒にしたいから、もしよかったら狩野くんに聞いて連絡先を教えてほしい」というもの。相葉が間に入ってつながった2人は無事にその後ゲームを楽しんだようだが、当の相葉は「俺（2人が）何のゲームをやってるのかすらわかってない」というから面白い。

　さらに今年9月にはKinKi Kidsのバラエティー番組『KinKi Kidsのブンブブーン』（フジテレビ系）に相葉がゲストとして登場。そのとき、怖いものが苦手にも関わらず相葉が「ホラーを味わったら『ブンブブーン』に出させてくれるっていうんで」と渋々ホラー企画で出演したという裏話を披露し、KinKi Kidsの笑顔を引き出す。そういうところにも、相葉の2人への親愛を感じた。

　エンタメに全身全霊をかけるピリッとしたシーンも、何年も変わらず付き合い続けるふわっとした心地よいプライベートのやりとりも……緩急に富んだ相葉とKinKi Kidsの先輩・後輩エピソード。これからも変わらない関係性を知れる思い出や近況話が聞けることを、楽しみにしている。