BTS、世界中のARMYと築いてきた深く強い絆 釜山ライブへの挑戦で見える新たな景色
8月31日放送の『クローズアップ現代』(NHK総合)に、HYBE JAPANのハン・ヒョンロックCEOが出演した。アプリを使った同時配信はリアルタイム視聴数を正確に把握できること。さらに「どの地域にどれぐらいのファンの方々いるのかということを事前に知っていれば、例えばツアーを組んだり、実際にどういうところでどのような活動をしていくかという上でも非常に大事になってきます。実際にその地域にファンがいるというのが分かれば、私たちの対応もアーティストのモチベーションも全てが変わってくるので、非常に大事なデータだと思っています」とも(※2)。そうした戦略を聞けば、各国のARMYの応援もより熱くなっていくというもの。
もちろん革新的なハード面に見合うだけのソフト面、つまり言語や文化の枠を超えて、多くの人に「観たい」と思わせるだけのパフォーマンススキルがあればこそ成立する話。BTSはソロ活動を充実させ、グループとしてさらなる成長を目指すことを発表した。この決断もまた、彼らならではの「挑戦」と言えるだろう。これまで鍛錬を重ねてきた7人の完成度の高い群舞に加えて、これからは1人ひとりの表現力の幅広さにも驚かされるに違いない。
事実、メンバーの中でトップバッターとしてソロアルバムをリリースしたJ-HOPEを、イギリスの音楽マガジン『NME』やアメリカの音楽マガジン『Rolling Stone』も高く評価している。そうした声が、メンバー1人ひとりが新たな活動に挑戦するたび、順に聞こえてくることだろう。
他のアーティストとコラボレーションしたり、より自分自身の内面と向き合ったり。BTSとして忙しく過ごすだけではない時間を大事にしながら、10月15日を迎えようとしている7人。全員が揃ったライブパフォーマンスを楽しむのはもちろんのこと、より磨き上げられたそれぞれの個性やスキルをメンバーとARMYで愛で合う時間になるのではないだろうか。彼らが挑戦を続けた先に見える新たな景色を楽しみにしている。
※1:https://jp.yna.co.kr/view/AJP20211025001700882
※2:https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/pXbv8WDm1X/