関ジャニ∞メンバー分析 第3回:横山裕、バイタリティあふれる最年長 グループへの熱い思い秘めた努力家
俳優としての経験が実を結び、朝ドラ初出演へ
俳優としても活躍の場を広げている横山。2017年の舞台『上を下へのジレッタ』では手塚治虫の原作に、倉持裕が脚本・演出を手がけた妄想歌謡劇において、野心家でギラギラとしたダークヒーロー・門前市郎を堂々と神秘的に演じた。2019年の舞台『北齋漫畫』では孤高の天才絵師・葛飾北斎の青年時代から晩年までを演じ、シアターコクーンへの凱旋舞台『マシーン日記』では狂気を含んだ演技が圧巻であった。
それまではダークな役柄を演じることが多かった横山だが、2021年には連続ドラマ初主演となった『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系)でハートフルコメディに挑戦。横山演じる売れない漫画家・狩野進と、川原瑛都演じる隣人の“謎の5歳児”・さとうコタローの交流が描かれた。狩野の自堕落な生活を表情や姿勢、歩き方、セリフの抑揚で見事に演じてみせたほか、次第にコタローと心を通わせていく心情の変化も繊細に表現。視聴者をストーリーに引き込んでいく見事な演技で、俳優としての横山の新たな一面を見せた。
そして、10月3日スタートの『舞いあがれ!』でNHK連続テレビ小説に挑む。横山は、福原遥演じるヒロインの兄・岩倉悠人を演じる。「ドラマを通して、悠人と一緒に成長できれば」と語る(※1)横山の演技に期待が高まる。
横山の“男気”により、さらに大きな武器を得た関ジャニ∞。一方、シングル『友よ』セブンイレブン盤の特典映像で、大倉忠義との焼きそば対決で負けそうになると拗ねる姿や、『ジャニーズカウントダウン』では恥ずかしくて後輩とうまく絡めない姿を見せることも。そんな負けず嫌いで照れ屋の最年長は、全eighter(関ジャニ∞ファンの総称)の頼もしいお兄ちゃんである。
※1:https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=33042
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