GLAY、幕張の地でファンと新たに交わした約束　FC発足25周年ライブに表れたバンドの充実

　後日談として、8月6日放送のJIROの冠ラジオ番組『Buggy Crash Night』（FM802）ではメンバーそれぞれが選んだセットリストの楽曲についても明かされていた。TERUは「summer FM」「月の夜に」「百花繚乱」「GLOBAL COMMUNICATION」、TAKUROは「ACID HEAD」「風にひとり」「時の雫」「HOWEVER」、HISASHIは「GONE WITH THE WIND」「BLACK EYES SHE HAD」「a Boy～ずっと忘れない～」、JIROは「My Private "Jealousy"」「ゆるぎない者達」が反映されたのだそう。音楽性もメッセージ性も実に様々。しかし、この4人が演奏すればGLAYらしさ溢れる音楽となるのが不思議だ。また、それは過去の曲も最新曲も変わることなく、時代性をも超えたオリジナリティとして成立している。だからこそ、あらゆる時代の曲を並べた際、懐かしさとともに新鮮さをもってそれぞれの音楽を聴くことができる。

　GLAYは常に前を向き、今を更新していく楽しさを知っているバンドだ。そして何よりもファンとの歩みを大切にしてきた。今回のライブのためにTAKUROが書き下ろした新曲「WE♡HAPPY SWING」にもファンへの感謝の思いがたっぷり詰め込まれている。終盤にTERUは、いつもは歌で届けている感謝の気持ちを今日は言葉で伝えたいとして、ファンの笑顔が原動力、作品作りの根本であり、これからも音楽やみんなと真摯に向き合っていくと宣言。そして「5年、10年後と、家族が集まる感じで集まってもらえたら」「パワーを胸に秘めて1日1日強く生きていきましょう」という未来へ向けた心強い約束も交わされた。約束の地・幕張で次に再会する際には、大歓声の中、GLAYを迎えられる日が来ることを願ってやまない。

■セットリスト
1.a Boy 〜ずっと忘れない〜
2.summer FM
3.YOU MAY DREAM
4.BLACK EYES SHE HAD
5.風にひとり
6.GONE WITH THE WIND
7.月の夜に
8.ゆるぎない者達
9.HOWEVER
10.My Private “Jealousy”
11.ROSY
12.時の雫
13.クロムノワール
14.百花繚乱
15.GALAXY
16.SHINING MAN
17.ビリビリクラッシュメン
18.ピーク果てしなく ソウル限りなく
19.ACID HEAD
20.GLOBAL COMMUNICATION
21.WE♡HAPPY SWING
22.はじまりのうた
23.HAPPY SWING