亀梨和也と大野智、“肖像画”でつながる絆 二宮和也も「異常なほど上手い」と褒める10年越しのプレゼント

 そのやりとりの一部を、2011年6月に二宮和也がラジオ『BAY STORM』(bayfm)で語っていた。共通の友人と共に食事をしていた大野と二宮。その前日にようやく描き上げたという大野は、少しでも早く亀梨に渡したかったのだろう。その場にも肖像画を持参していたという。それを見た二宮も「異常なほどの上手さ」と語る肖像画は、モノクロの水墨画で、それまで披露されてきた大野の作風とはまた異なるテイストだった。

 だが、昼の11時ごろに亀梨に連絡するも繋がらず。さらに二宮と食事をした夜8時ごろになっても亀梨から折り返しの電話がかかってこないことに「連絡がない」と騒いでいたのだそう。「なんか好きな人を追っかけてるみたいだって、ずっと言ってた」とも。苦笑いする大野の表情が目に浮かぶようなエピソードだ。

 ちなみに、亀梨が連絡を返せなかったのは、仕事が詰まっていたためだと後日ラジオで説明。日を改めて食事に行き、ようやく手渡された肖像画。大野の口から「何カ月も毎日亀梨の写真を見て描いた」という裏話も語られたようで「彼女になった気分だった」「亀ちゃんは右目がいい」とも話していたそう。

 そんな2人の絆を象徴する亀梨の肖像画も、大野の個展に展示されることに。再び大野の手に戻ったことで「貸してくれたお礼に」と亀梨のために新たに制作したのが、今回ラジオで語られた『ジャニーさん』の小さい版だったのだ。

 「玄関にあるから、たまに“じゃあ行ってくんね〜“とか(笑)」「いつも帰ったらジャニーさんに出迎えられてるんですけど、フハハ」と、楽しそうに話す亀梨。玄関を通るたびに大野とジャニー喜多川氏の思い出に触れ、日々の活力を得ているのだと想像すると、義理堅い亀梨らしい風景だ。10年単位という実に長期スパンで更新されていく亀梨と大野の交流話。またいつか亀梨の宝物となる、大野の新作が生み出されることを期待したい。

※1 https://natalie.mu/music/news/395492

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