ONE N’ ONLY、追加公演で体現したグループの覚悟と自信 迫力あるパフォーマンスで観客を圧倒した熱いステージング
アンコールに用意されたのは4曲。「Video Chat」を軽快に歌い上げた6人の表情はいずれも満足げである。それは「本編があっという間だった」(NAOYA)、「外の暑さよりこの会場のほうが熱い」(KENSHIN)といったメンバーのコメントでも読み取れた。
以降はEIKUのアコースティックギターの演奏をバックに歌われた「We Just Don't Care」、幸福感あふれるボーカルに心が躍る「Beautiful」、愛する喜びに満ちたメロウなポップス「My Love」と落ち着いたナンバーが続き、和やかなムードに包まれながらコンサートは幕を閉じた。
強い日差しが夏の到来を感じさせたこの日、集まったファンたちの熱気も相当なものだった。コロナ禍で声援を送れないものの、サイリウムの振り方や拍手はいつも以上に大きく愛情がこもっていたように思う。おそらく客席もONE N’ ONLYのプロとしての覚悟と迫力を感じ取り、さらにヒートアップしたに違いない。隙のないスタイリッシュな演出と進行で、実力をしっかりアピールした彼ら。早くも秋にはZeppツアーが待ち構えており、当面は休む暇はなさそうだ。世界中のリスナーに愛されるグループになるために、メンバー6人は今後も迷わずに走り続けていくのだろう。