エド・シーラン、「Shape of You」盗作疑惑をめぐる裁判に勝訴 訴訟費用として1億円以上を得たことが明らかに

エド・シーラン、訴訟費用として1億円超

 エド・シーランの有名楽曲「Shape of You」(2017年)が盗作疑惑で訴訟を起こされていたが、エドは著作権訴訟に勝訴。さらに訴訟費用として約100万ポンド(約1億6500万円)を得たことが明らかになった。

 エドは2018年5月にシンガーソングライターのサム・ショクリとRoss O'Donoghueから、彼らの作品「Oh Why」(2015年)に「Shape of You」が酷似していると訴えられた。サムとRossは、「Shape Of You」の〈Oh I〉の部分が、自分たちの楽曲の〈Oh Why〉のリフレインと「驚くほど似ている」と主張。しかし裁判の結果、ザカロリ判事はエドがこの曲のフレーズを真似していないと結論づけた。

 この判決を受けてサムとRossの弁護士は、エドらが書類を提出せず「不透明さ」を残したとして、エドらが訴訟費用を負担すべきだと述べた。しかし火曜日の判決でザカロリ判事は、あまり有名でないほうの作曲家たちが訴訟費用を支払うべきだと述べ、約100万ポンドの仮払いを命じる。

 エドは3月にロンドンの高等裁判所で、この盗作疑惑に挙げられたメロディがポップミュージックではごくありふれたものであることを示すために、ニーナ・シモンの「Feeling Good」とBlackstreetの「No Diggity」を歌ったと報じられており、4月には自身のInstagramで「根拠のない請求でも裁判を起こすより和解の方が安くつくと考える文化になってしまっているのは、ソングライティング業界にとって本当にダメージの大きいことだ。ポップミュージックで使われる音符の数は限られており、コードもごくわずか。Spotifyで毎日6万曲がリリースされているのだから、偶然の一致は起こるに違いない。この判決によって、将来的にこのような根拠のない請求が避けられるようになることを願っています」と述べた。

 なお、エドには5月に、妻のチェリー・シーボーンとの間に次女が誕生したばかりだ。

参照:
https://www.lbc.co.uk/news/ed-sheeran-copyright-case-900k-legal-costs/
https://people.com/music/ed-sheeran-awarded-over-1-million-legal-costs-after-winning-plagiarism-suit/
https://www.instagram.com/tv/CcANzfhjaHL/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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