OWV、Da-iCE、原因は自分にある。……ライター推薦、多様性が進むダンス&ボーカルの注目グループ
“ボーイズグループ戦国時代”と言われる昨今、多くのグループが誕生している。J-POPにおいて一ジャンルを築いていると言っても過言ではないジャニーズもコンスタントに新グループがデビューを果たし、オーディション番組発のJO1やINI、BE:FIRSTも華々しく活躍中だ。しかし昨今、彼ら以外にもたくさんの素晴らしいグループが存在し、存在感を示している。ている。そこで、今回は主にボーイズグループ関連の記事を書いている筆者視点で、今気になるグループを紹介してみたい。あくまでも個人的主観だが、多くの人にダンス&ボーカルグループの多様性が伝われば嬉しい。
OWV
JO1と同じく、『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)から誕生したOWVは要チェックのグループの一つだ。4人組ダンス&ボーカルグループである彼らは、とりわけライター人気が高い印象である。というのも、インタビューをした時の撮れ高がとてつもなく多いのだ。喋りが達者で、的確な答えをくれるだけでなく、本来なら楽しんでお話しいただける環境を作らなければならない我々ライター側が楽しませてもらってしまうほど話の内容も面白い。そのトーク力の高さはYouTubeやライブMCなどで遺憾なく発揮されており、魅力の一つとなっている。もちろんパフォーマンス力も十二分にある上、成長率もかなり大きい。筆者は『KCON 2022 Premiere in Tokyo』で久しぶりにOWVのパフォーマンスを拝見したが、完成度の高さに改めて驚いた。トークで大爆笑をかっさらっているグループと同じとは思えないほどである。ぜひパフォーマンスとトーク、両方をチェックしてみてほしい。
Da-iCE
5人組ダンス&ボーカルグループ、Da-iCE。21stシングル表題曲「CITRUS」が2021年に『第63回日本レコード大賞』を受賞したことで、彼らを知った方も多いはずだ。今年で結成12年目を迎えた彼らには、「才能の塊」という言葉がしっくりくる。ボーカルの安定感とパワーを兼ね備えた圧倒的な歌唱力、パフォーマーのダンスを通した表現力、そして、5人揃った時に5倍以上になるパフォーマンススキルと、少人数ながら観客を引き込む力はピカイチだ。さらに、どんな曲でも自分たちのものにしており、楽曲のジャンルも幅広い。その上、花村想太や工藤大輝が楽曲制作を手掛けたり、和田颯がコレオグラフを担当したり、自己プロデュース力もある。今では、こうしたスペックを持っているグループは珍しくなくなってきているが、Da-iCEは長年の活動歴も相まってひと際レベルが高い印象だ。彼らの良さを知るには、ライブを見ることが一番。まずは公式YouTubeチャンネルにアップされているライブ映像をチェックすることからおすすめしたい。
原因は自分にある。
EBiDANの研究生を対象とした選抜プロジェクト『BATTLE STREET』にて、ストリートスタイルのユニットを立ち上げるため行われた「BATTLE STREET」企画から誕生した、原因は自分にある。は、7人組のダンスボーカルグループ。若いメンバーが集まっているグループだが、楽曲のオリジナリティがキラリと光る。ロック、ヒップホップ、アイドルソング、ボカロ系……など、様々な要素が織り混ざった楽曲からは“げんじぶ”色をしっかり感じ取れる。さらにいずれの楽曲でもダンスを踊るのだが、激しく難易度の高いものが少なくない。それをやってのけられるのは、彼らのフレッシュさあってこそ。この路線を守り続けていくことで、2〜3年後の彼らは間違いなく今以上にスキルアップしているはずだ。