『テレ東音楽祭』初出演のCLASS:y、エリート揃いのスーパーグループ 日本デビューシングルで発揮されるポテンシャル

7人組CLASS:yが発揮するポテンシャル

 浮き沈みの激しいK-POPシーンの中でも、ガールズグループは特に競争率が高いと言われている。活きのいいニューフェイスが次々と現れ、自らの魅力をアピールするものの、成功を収めるのは年に1、2組いるかいないか。そんな厳しい状況だからこそ常にハイクオリティなものを要求されるわけだが、ついに2022年、ボーカル、ダンス、キャラクター、ビジュアルといったすべての面において“パーフェクト”と言える7人組が登場したのだ。グループの名前は本日、日本デビューし、そして日本の音楽特番『テレ東音楽祭』(テレビ東京系)に初出演を果たすCLASS:y(読み:クラッシー)。ネーミングには“他とは次元の違うサウンドで世界中のK-POPファンを引きつけたい”との願いが込められているという。活動を始めたばかりの新人にもかかわらず、メンバーらが熱望するのは韓国のみならず、国境を越えて愛されるアイドルになること。それもそのはず、CLASS:yは数々のハードなミッションをクリアしたエリートが揃ったスーパーグループなのだ。

 CLASS:yが誕生するきっかけとなったのは、オーディション番組『放課後のときめき』(MBC/2021年11月~2022年2月放送)である。韓国ではこれまでに様々なタイプのオーディション番組が高視聴率を記録してきたが、同番組はユニークな選考方法で注目を集めた。最も興味深いのは、参加者を年齢で1年生から4年生にわけた点だろう。明るく元気で怖いもの知らずの低学年、プロの歌手になる最後のチャンスかもしれないと必死になる高学年など、雰囲気が異なるグループがぶつかりあい、時にはタッグを組んだりする様子は他にはない面白さがある。

 各学年に付く教師のキャラクターと活躍ぶりも見逃せない。世界的ダンサー/振付師のAIKIを筆頭に、少女時代のクォン・ユリ、元アイドルで現在はミュージカル界でビッグネームとなったオク・ジュヒョン、今をときめくガールズグループ・(G)I-DLEでリーダーを務めるソヨンなど、その道のエキスパートたちがレッスンをしていくのだが、候補生の長所・短所を見極め、厳しく優しく指導する様子は「先生」そのもの。また、勝者・脱落者をはらはらしながら見守っている姿はまさに「保護者」である。このように人情味のある教師たちのおかげで『放課後のときめき』の参加者たちは、乗り越えるべきハードルは高くても、すくすくと成長できたのではないかと思う。

 CLASS:yのメンバーに選ばれた7人はいずれも魅力に満ちあふれている。キレのいいダンスや伸びやかな歌声といった、第一線で活躍するK-POPアーティストに必要な要素はもちろんのこと、メンバーの個性もしっかりあって頼もしい限りだ。さばさばした性格と身体能力の高さが印象的なリーダーのヘジュ、かつてアイドルグループに所属していたものの、レベルアップをしようと『放課後のときめき』に応募したヒョンソ、キュートな表情で魅了するチェウォン、その華やかさゆえにクォン・ユリも「ボーン・トゥ・ビー芸能人」と評したリウォン、表現力の豊かさでは誰にも負けないボウン、モデルのようなビジュアルが際立つジミン、若さと緻密さのバランスが絶妙な最年少のソンユ。『放課後のときめき』というハイレベルな学校で学んだ彼女たちは、グローバルアイドルグループとして近い将来、K-POPシーンをけん引する存在となると確信している。

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