King & Princeとなにわ男子、TikTokとの親和性 ショート動画でも生かされる持ち前のリズム感やバラエティ力
一方、King & Princeは、ニューアルバムのリード曲「ichiban」を使ったハッシュタグチャレンジ「#ichiban」を開催中だ。ハッシュタグにはすでに様々なユーザーからダンス動画が寄せられており、ダンスを武器とする彼ららしい盛り上がりを見せている。
メンバー自身も、YouTubeで公開されているMVとはまた異なる表情でソロダンスを披露。トップバッターは平野紫耀。爽やかかつキュートな笑顔で、軽やかに踊ってみせるのもまた新鮮で、あわせてアップされている凛とした強さを感じる本編MVとのコントラストが面白い。
@kingandprince_j_universe King & Prince 4th AL「Made in」発売を記念したハッシュタグチャレンジ#ichiban 開催中‼️ 早速メンバー平野紫耀もダンスにチャレンジ🕺 みんなも #ichiban をつけて投稿しよう✨ 📲 #KingandPrince#Made_in#ichiban ♬ ichiban - King & Prince
@kingandprince_j_universe King & Prince 4th AL「Made in」発売記念🔥初回限定盤Aに収録されている #ichiban 平野紫耀TikTok限定ムービーをお届けいたします!✨ハッシュタグチャレンジ#ichiban も同時開催中‼️みんなも#ichiban をつけて投稿しよう✨📲 #KingandPrince #Made_in #ichiban ♬ ichiban - King & Prince
このほかアルバム『Made in』から、「恋降る月夜に君想ふ」「踊るように人生を。」「Lovin’ you」「Dream in」といった音源も公開されているとのことで、メンバー全員で登場した投稿では、永瀬廉が「僕たちの楽曲で遊んでみてください」と勧める展開が新鮮だ。
またゲーム系エフェクトにも「ichiban」の楽曲が使われており、「Tap Runner 100」に挑戦した平野がスマートにやって見せたのに対して、ツッコミのコメントが多数寄せられたのが岸優太である。たくましく見える下アングルでスマホを構え「TapTap Numbers1000」に挑戦。力む表情が見えたのもわずか数秒、画面が左右に激しく揺れ、途中からはもはや人物すら特定できない高速タップをやってのけた。続く髙橋海人も同様に、画面がブレブレのチャレンジとなった。その一方で、“キュン”を誘ったのが神宮寺勇太。それぞれの愛らしいキャラクターと、磨き上げたダンスがよく見える動画に仕上がっているのがなんともKing & Princeらしい。スタート間もないこともあり、これからどんな展開が待っているのか投稿を楽しみに待ちたい。
さて、Z世代向けメディア「Nom de plume(ノンデプルーム)」が読者を対象に行った2022年上半期トレンド調査(※1)で、2022年上半期に「流行ったコト・モノ」第1位に選ばれたのがTikTokだった。現時点では流行から定番へと変わりつつあるかもしれないが、人それぞれの“好き”が無限に広がりを見せる昨今。ファンを楽しませるだけに留まらず、トレンドを上手に取り入れながら、様々な層に向けたライトなアプローチも必要不可欠な時代といえそうだ。
King & Princeとなにわ男子はそれぞれYouTubeチャンネルを開設し、新曲のMVをはじめダンスプラクティスにバラエティ企画と、映像コンテンツを見せる場として活用している。そして、それとはまたコンセプトが異なるTikTokならではのポップなノリを踏襲し、ユーモアをミックスして誰もが楽しめるショート動画にも順応。わずかな尺ではあるが、キャッチーな音源をベースに、そうしたライトな感覚にもするりと馴染める勘所の良さは、ジャニーズJr.から培ってきたリズム感やバラエティ力が大いに活かされているのだろう。スマホでサクサクと視聴できるところも魅力の一つであるTikTok。これを機に彼らの存在感が増していくことを願うばかりだ。
※1:https://realsound.jp/tech/2022/06/post-1044027.html