QUEEN、フレディ・マーキュリーと録音した未発表曲を発見　「とても情熱的な作品です」

　ロックバンド QUEENが、故フレディ・マーキュリーが生前に収録していた楽曲をリリース予定だと明かした。

　QUEENのギタリストであるブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーは週末のBBC Radio 2のインタビューで、フレディ・マーキュリーと録音した未発表曲を発見したと語った。テイラーは1989年のアルバム『The Miracle』用に収録されたこの未発表曲について、BBC Radio 2に「私たちはフレディの、忘れられていた小さな宝石を見つけたんだ」「そして、それは素晴らしいものだった。本当に発見だったんだ」と当時の心境を振り返る。テイラーによると、この未発表曲は9月にはリリースされる予定だという。

　フレディは1991年にHIV感染の合併症により45歳の若さで亡くなったが、その後も伝説のボーカリストとして多くの人に愛されてきた。2018年には伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開され、世界興行収入が約1000億円を超える大ヒット作となる。

　発見された楽曲は元々、シングル「I Want It All」、「Breakthru」、「The Invisible Man」、「Scandal」、そしてタイトル曲「The Miracle」を含む13枚目のアルバム用に録音されたものであり、74歳のメイは、この曲をリリースするかどうかについては以前から議論してきたことだと語っている。「何度も聴いたが『いや、これは本当に救出できない』と思ったんだ」。

　しかし最近になって、二人は心変わりした。それは、QUEENのエンジニアチームが「OK、これとこれならできる」と言ってくれたから。メイによるとその技術は「まるで断片をつなぎ合わせるような作業でした。でもすごく美しい。感動的なんだ」とのこと。テイラーは「とても情熱的な作品です」と語った。

　QUEENはこれまでにもフレディのボーカルをフィーチャーした楽曲をフレディの死後にリリースしている。最近では2014年のコンピレーションアルバム『クイーン・フォーエヴァー～ベスト・オブ・ラヴソングス』の中に、これまで聴いたことのない3曲が新たに収録されている。「Let Me In Your Heart Again」、「Love Kills？The Ballad」、そして故マイケル・ジャクソンとのフィーチャリングによる「There Must Be More to Life Than This（生命の証）(William Orbid mix)」の3曲だ。

参照：https://people.com/music/queen-will-release-newly-discovered-song-featuring-freddie-mercury/